hiza前回は…

股関節の解剖まとめ

と題しまして股関節の形態学から筋肉、血管、神経などの解剖を説明してきました。

そして今回は膝関節です。

膝関節も理学療法士がみる疾患の中ではかなり多い関節の部類に入るのではないかと思います。

そんな膝関節を浅く、広く見ていきますので是非ご覧ください。

 

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膝関節

膝関節はまず脛骨大腿関節と膝蓋大腿関節に分かれます。

 

脛骨大腿関節

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その名の通り、大腿骨と脛骨からなるこの関節の分類は顆上関節になっています。

大腿骨側は内側と外側に分かれ、骨と骨の状態では関節面の適合性が悪いため、脛骨側に半月板が付着しています。

 

 

膝蓋大腿関節

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こちらは大腿骨の前面の窪みに膝蓋骨の後面が合わさりあう関節です。

膝蓋骨は膝関節の伸展機能を介する重要な筋肉であるため、膝関節伸筋に強い力が働くと膝蓋大腿関節には強力な圧縮応力がかかります。

 

この二つの大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節は一つの関節包によって連結されており、炎症などが起こればたちまち蔓延してしまいます。

そして膝関節には下腿の脛腓関節もありますが、こちらは足関節での機能が大きいため今回は割愛します。

 

 

膝関節半月板

膝関節と言えば半月板の機能はとても大事になってきます。

断面が内縁が薄く、外縁が厚い三角形をなしており、膝関節に安定性や衝撃緩衝作用を与えてくれます。

内側半月板はC型をなし、外側半月板はO型をしています。

詳細に関しては過去記事にてご確認ください。

【変形性膝関節症シリーズ7】半月板の機能・解剖と内外側の違い

半月板の痛み!運動学とデータから考える

半月板に付着する12の組織まとめ

 

 

膝関節の靭帯

膝関節は安定性の多くを十字靭帯、側副靭帯によって賄っています。

他にも膝蓋靭帯や膝横靭帯、斜膝窩靭帯、弓状膝窩靭帯などあります。

 

前十字靭帯(ACL)

脛骨前顆間区から大腿骨外側顆に後外側方向へと線維を伸ばし付着する。

大腿骨に対する脛骨の前方引き出しを抑制し、スクリューホームムーブメントの一端を担うとされている。

 

後十字靭帯(PCL)

脛骨後顆間区から大腿骨内側顆に前内側方向へと線維を伸ばし付着する。

大腿骨に対する脛骨の後方引き出しを抑制し、膝関節の軸形成を担う靭帯として機能する。

 

内側側副靭帯(MCL)

MCLは基本的に大腿骨内側顆上から脛骨内側縁に付着し、線維は浅層と深層の2層に分かれ、幅広の三角形をしている。

基本的には屈伸時に常にどこかの線維に張力がかかっているとされています。

LCLとは違い、関節包・内側半月板との繋がりがあります

 

外側側副靭帯(LCL)

LCLは大腿骨の外側顆上から腓骨頭まで付着しています。

MCLとは異なり、関節包・外側半月板との繋がりはありません

 

側副靭帯に関する過去記事

【変形性膝関節症シリーズ6】側副靭帯の特徴からみる可動域制限

 

 

膝関節の筋肉

基本的には屈伸の運動になるため今回は屈曲と伸展における筋群を記載します。

屈筋 ⇒ 半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋、腓腹筋、縫工筋、薄筋

伸筋 ⇒ 大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋

 

 

膝関節周囲の神経分布

 

以前ご紹介した伏在神経閉鎖神経をはじめ…

前大腿皮神経、後大腿皮神経、外側大腿皮神経、総腓骨神経、浅腓骨神経、脛骨神経があります。

これも今後詳細については解説していく予定です。

 

 

膝関節周囲の血管分布

膝関節への栄養血管はまず大腿動脈からすべてが始まります。

そこから内転筋裂孔を通り、膝窩を行く動脈は膝窩動脈として、前面は細かな分枝が張り巡らされています。

そのすべてを知らなくても大腿動脈からの流れであることは知っておいた方がいいかもしれません。

 

 

いかがだったでしょうか。

簡単ですが、膝関節についてまとめてみました。

こうやって書き出してみるとまだまだ詳細を書くことがたくさん見つかります。

このページを元にもっと詳細を知りたい人のためにリハ局の記事を増やしていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

画像引用:Anatomography   http://lifesciencedb.jp/bp3d/