さて今回は腰部痛の患者さんです。

臨床で見ていたら色んな腰部痛の患者さんが

いると思いますが、その中でも多いのが

体幹伸展時の腰部痛…

 

伸展でも後屈でもどちらでも良いです。

 

色々な教科書見ましたが、

・伸展

・伸展(後屈)

・後屈

とか色んな書き方があったので、

とりあえず”腰を反る”という動作。

 

患者さんがよく言いますよね?

腰を反ると痛い…

腰が反れない…

 

まぁもちろん全ての患者さんが

腰を反れないといけないわけではないです。

 

リスク管理上反らない方がいい人もいます

それを理解したうえで今回は、

体幹伸展を可能にする仙骨の動きについて

解説していきたいと思います。

 

・自分の担当する患者さんが腰を反れないと

言って困っている方

・どうしても体幹伸展時の痛みが取れない…

と困っている方

 

これが全ての解決方法ではありませんが、

一つの方法として捉えていただければ

幸いです。

 

さてさてあまり語ることは多くはないですが

早速内容の方に入っていきましょう!

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腰が痛くて反れない…

開口一番、

腰が痛くて反れないんです…

 

腰を反れるようになったらどうとか、

腰が反れないから不便だとか

そういう類の話ではなく、この患者さんは

腰が痛くて反れないことを気にしている。

 

もちろんセラピストとして、

やっていい事とやってはいけない事の

判別をしっかりとしながら進めました。

 

今回の主訴はこの体幹伸展時の腰部痛が

メインだったし、リスクも最小限に

抑えた上で実施しました。

 

さてあなたならどんな治療をしますか?

 

【基本情報】

診断名:腰椎椎間関節症

年齢:20代後半

性別:女性

職業:看護師

 

経過:

20代前半に看護師になってから腰部痛出現。

休みが続けば痛みが引いていたため様子観察

していたが、最近では休みの日になっても

腰が重く、反ると痛みが出現するため

整形外科を受診。

 

レントゲン上の異常はなく、Dr.指示で

リハビリ開始。

 

x-p:

異常所見なし

(腰椎すべり・分離なども無し)

 

疼痛:

L5/S1周辺に広がる鈍痛

⇒ 仕事時間が経過するごとに疼痛増悪

  体幹伸展時(目視で伸展20°程度)

  重い物を運んだ後、腰を叩きたくなる

 

整形外科的テスト:

仙腸関節テストを中心に実施も陰性

股関節も陰性

 

実施した治療

言うまでもなく仙骨の治療をしました。

タイトルに書いてますからね。

 

キーワードと言えば、

「仙骨のうなずき(ニューテーション)」

 

この運動を促しました。

効果は即時的に現れました。

 

体幹伸展角度はおよそ1.5倍くらいいき、

疼痛もかなり軽減しました。

(0ではありせんんでしたが…)

 

患者さんが驚いた以上に自分が驚きました。

 

もちろん覚えておくべきは、

・体幹屈曲 = 仙骨起き上がり

・体幹伸展 = 仙骨うなずき

 

この運動が誘発されます。

これを知っているだけで、

評価にも治療にもなります。

 

だから私は単純に患者さんを伏臥位にさせ

最初自分で体幹伸展をするよう指示しました

(身体を両肘で支えるようにして)

その痛みと動作を確認して、

今度は仙骨底をうなずき方向にアシストして

もう一度同じ動きをしてもらいます。

 

すると効果があればこれだけで、

動きの大きさが変わるし、痛みが減ります。

 

それが分かればあとはそこを

うなずき方向へ誘導するだけ。

 

徒手的にやってもいいし、

うなずき運動を抑制している何かがあるなら

そこに対して治療してもいいし…

 

この患者さんの場合、

即時的な効果はありましたが、もって数日。

 

その後は仙骨の運動を阻害している部分を

見つけて彷徨ってます…

 

でも体幹伸展時の痛みは

ほぼほぼ軽減されてきました。

 

まとめ

腰が痛くて反れない…

というよくありがちな主訴に対して

仙骨の動きを誘発するだけで

痛みと可動域の改善が得られた症例に

ついて解説させていただきました。

 

「何で体幹伸展で仙骨がうなずくの?」

と聞かれれば…

 

 

運動学上、そうだから…

としか言えません!

 

ごめんなさい!

・体幹屈曲 = 仙骨起き上がり

・体幹伸展 = 仙骨うなずき

 

これだけはしっかりと覚えておいてください

きっと役立つときがきます!

 

そしてやってみれば分かります。

もちろんリスク管理をしっかりした上で

試してみてください。

 

これで痛みが変われば、患者さんの心を

グッと掴めること間違いなしですよ!

 

では今回も最後までご覧いただき、

ありがとうございました。