あなたの患者さんで膝の内側を痛がる患者さんいらっしゃいませんか?

あなたの患者さんでなくても変形性膝関節症などで年齢を重ねてくると歩いたり立ち上がったりしたときに“膝の内側が痛い”とおっしゃる方、とても多くないですか?

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他にも…

  • 膝の人工関節置換術をしたにも関わらずまだ膝の内側が痛い…
  • レントゲン上ではそこまで変形は進んでいないのに…
  • まだ全然高齢とは呼べない年齢でもないのに…

なぜこんなに皆さん膝の内側が痛いんだろうと臨床で悩んだことはありませんか。

今回はこの“膝の内側の痛み”を引き起こす3つの要因をご紹介します。

実際にこれを知れば…

  • 患者さんの膝の内側の痛みを理解することができた
  • 膝の内側の痛みを軽減することができた
  • 痛みが軽減することで膝の可動域が改善した

などの効果を得られる可能性が大きくなり、また膝関節以外にも治療の目が向き、治療の幅が広がることになります。

膝の内側の痛みに関してお悩みの方は是非読み進めていただきたいと思います。

 

 

要因1 伏在神経による痛み

伏在神経は大腿神経から分岐する神経であり、その神経は膝内側に分布します。

神経による症状出現は絞扼によって生じます。

伏在神経に関しては内転筋管(ハンター管)と呼ばれるところでの絞扼により膝内側の痛みを感じることになります。

 

 

要因2 閉鎖神経による痛み

閉鎖神経は第2~4腰神経根から起こり、前枝・後枝と枝分かれしながら後枝が膝内側への関節枝を出します。

また大腿内側の皮膚にも神経の枝を分布させています。

閉鎖神経には3つの絞扼部位があるとされています。

①大腰筋下

②内閉鎖筋後方

閉鎖孔部

これらの絞扼部位での断定により、閉鎖神経による膝内側の痛みが鑑別できます。

 

 

要因3 内転筋の関連痛

これはトリガーポイントを刺激することによる関連痛を指しています。

内転筋は筋肉のスパズムなどの要素によりトリガーポイントを形成します。

そのトリガーポイントを刺激することで膝内側への関連痛を放散します。

これにより内転筋に筋収縮が加わった際に膝内側への痛みが出現することがあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

 


膝の内側の痛みをとる!知っておくべき3つの要因は以下になります。

要因1 内転筋管(ハンター管)での伏在神経絞扼

要因2 ①大腰筋下②内閉鎖筋後方③閉鎖孔部での閉鎖神経絞扼

要因3 内転筋のトリガーポイント


 

これらの要素が理解しにくい膝内側の痛みの要因になっていることを知っていただければむやみに見た目の膝の変形具合やレントゲン結果だけで判断することはなくなるでしょう。

そして今後あなたの治療に生かしていただきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。