歩くと足の裏が痛い…痺れる…

でも休んでるとどうもない…

足の裏がザラザラしたり、膜があるような変な感覚がする…

あなたもこんな症状に悩まされていませんか?

それはもしかしたら神経が原因かもしれません。

一般的にはこのような足裏の痛み・痺れの原因が神経である場合…

それを足根管症候群と呼ばれたりします。

今回はこの足根管症候群についてご自分で判断できる特徴的な6つの症状をお伝えしていきます。

ここでご自分が足根管症候群か判断され、今後の治療へと繋げられるようわかりやすく解説していきますので是非ご覧になっていただきたいと思います。

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足根管症候群とは…

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画像引用(一部改変):Anatomography

足根管症候群とは、足根管という内くるぶしの骨と踵の骨を結んでできる膜状のトンネル(図の屈筋支帯)を通る神経や血管が圧迫されることで足裏に症状が起こることを言います。

この足根管には前方から…

後脛骨筋腱・長趾屈筋腱・後脛骨動脈後脛骨静脈後脛骨神経・長母趾屈筋腱の順に通過します。(図が全てではありません。イメージです)

 

足根管症候群の症状

症状1 足を休めると痛くない場合がある

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足根管症候群の特徴として、足を休めるとまったく痛みを感じないケースがあります。

もちろん足根管に構造的な問題があり、常に圧迫を受け続けるようなケースになると常時足裏に痛み・痺れを感じることになります。

しかし、場合によっては座っていたり、何もしない状態でいるとまったく痛みを感じないこともあります。

足根管症候群にも様々な原因で症状を呈しますが、常に痛み・痺れを出し続ける症状ではないケースがあることも知っておいていただきたいと思います。

症状2 立ったり、歩いたりすると足裏に痛み・痺れが出る

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足根管症候群を呈する方の多くは先ほどにも挙げましたように…

安静にしている時は症状は出ないけど、活動している時に症状が出てくる。

というようなケースが非常に多いです。

これは立ったり、歩いたりして足に体重がかかり、足根管にかかる負荷が増加することで足裏への症状が発生します。

もちろん日によって症状が異なったり、裸足の時と靴を履いている時では環境が違うため、症状の出方に差はあります。

ですが基本的には足に体重をかけた状態によって症状が出現、悪化するケースは多いと思います。

症状3 足裏に異常な感覚を感じる

同じ足根管症候群でもそれぞれ症状の感じ方が異なります。

痛みや痺れを感じる方もいれば、異常な感覚を感じる方もいらっしゃいます。

そんな中で足裏の異常な感覚を感じる方は…

・足裏に膜が張っている…

・足裏がザラザラする…

・足裏に虫が張っている…

様々な感じ方で症状を伝えてこられる方がいます。

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これらは感じ方に差があるだけで同じ足根管症候群の可能性があります。

もちろん他の原因である可能性も否定できません。

そのため他の症状と合わせて鑑別することでより正確に治療に結びつけることができます。

症状4 足根管を叩くと響く

これは足根管症候群の特徴的な一つの診断法になります。

足根管症候群の疑いがあると整形外科医は必ず行う検査の一つになります。

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この図のように足根管を直接叩きます。

すると足根管を通る神経が刺激され、足裏へと症状が促され、神経が走るような痛みがします。

これによって足根管を通っている神経が過敏になっており、意図的に叩くという刺激を入れることで症状が出てくるかを確認する方法になります。

足裏への痛み・痺れがある方は必ず行ってみる価値がある診断方法になると思います。

症状5 足を外側に捻ると症状が悪化する

先ほどは意図的に足根管を叩き、直接的に神経を刺激し、症状の再現性が取れるか確認するテストでした。

そして今回は意図的に足根管を狭くして、間接的に神経を絞扼し、症状の再現性が取れるか確認するテストになります。

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上の図のように足を外側に捻ると先ほども説明したように足根管は狭くなります。

そのことによって足裏に痛み・痺れの症状が出現するか確認する方法です。

しかしこれは先ほどの直接的に足根管を叩き、診断する方法よりも再現性・信憑性ともに低いことをご理解ください。

ですが、足根管を叩いて症状が出現し、また足を内側に捻っても同じような症状が出る場合には足根管症候群の可能性がグッと高まることは確実です。

症状6 片側にしか症状がない

基本的に足根管症候群の原因によっても違いますが、両側同時に同じような症状が出ることは非常に稀です。

そのためほとんどが片側の足のみの症状であると捉えていてもいいかもしれません。

もちろん例外はありますが、両側同じような症状の場合には腰からの関連性の方が比較的優先度は高くなるため、鑑別するための一つの材料にはなるかと思います。

 

6つの症状まとめ

症状1 安静にしていると痛み・痺れがない場合がある
症状2 体重をかけると痛み・痺れが出てくる
症状3 足裏に異常な感覚を感じる
症状4 足根管を直接叩くと症状が出る
症状5 足を内側に捻ると症状が出てくる
症状6 基本的に片側にしか症状は出ない

 

足根管症候群の原因とは…

一言に足根管症候群と言ってもその原因は様々です。

安静にしていて良くなるケースもありますが、基本的に神経が圧迫されて症状が出ている場合には安静にしていても症状は改善されません。

やはり足根管症候群を根本から治すためにはその原因を知ることが最も重要になってきます。

その足根管症候群の原因についての記事を投稿しました!

足裏の痛み・痺れが辛い…足根管症候群になる7つの原因!

是非こちらもご覧ください!

足根管症候群の治療法とは…

先ほども言ったように足根管症候群は安静にしていて治るようなものではありません

なんで足根管症候群になったのかしっかりと原因を突き止めて、症状と照らし合わせることで適切な治療へと繋げていきます。

足根管症候群には様々な原因があるとともに治療法に関しても多くの方法が考えられます。

足根管症候群の治療法に関してはこちらの記事も是非ご覧ください。

足裏の痛み・痺れは自分で治せる!?足根管症候群の7つの治療方法!

 

いかがだったでしょうか。

まずは足裏の痛み・痺れは足の内側にある足根管で神経が刺激されることによって症状が起こっていることは理解されましたでしょうか。

またその症状も場合によって様々な形で出現することも解説いたしました。

まずは自分の足裏の痛み・痺れが足根管症候群なのか今回の方法を試していただき、判断していただければ次の足根管症候群の原因や治療へと繋がっていくと思います。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。