”セミナー中毒”

 

恐ろしい言葉です…

年間100万円以上もセミナーへ投資する人も

少なくありません。

 

先日Twitterでもアンケートを取りましたが、

その結果に愕然としました(後述)

 

あなたはどうですか?

年間いくらくらいセミナーにお金使ってますか?

 

いや別にセミナーへ行くこと自体を否定している

わけではありません。

 

だって何を隠そう私自身が…

”セミナー中毒者”

だったからです。

 

それこそ昨年は200万円くらい使いました…

アホです。

 

これでただの人だったらアホです。

妻もいて、子供もいるのに

自分にこんだけお金使っといて、

 

「いや~いい学びになったわ~」

くらいで終わらせてたら本当に

クソみたいな人間です。

 

確実に奥さんに捨てられます…

 

ということでちゃんと努力はしているわけですが

今回は何故こんなにも”セミナー中毒”

なってしまう人が多いのか、

私の考えを述べたいと思います。

 

”セミナー中毒”になりたくないあなた!

必読ですよ…

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そもそも何故セミナーなのか?

別に本で学んでも良くないですか?

いやむしろ本の方が沢山情報が載ってて、

見ようと思えばいつでも何度でも見れますよね?

 

なのに何でセミナーに固執する必要があると

思いますか?

 

もちろん、

・手の感覚を養いたい

・直接質問したい

・やり方を目の前で聞きながら教わりたい

・百聞は一見に如かずでしょ!

・資格取得の必須項目だから

 

色々あると思います。

別に間違いはないんです。

 

むしろちゃんと目的があれば別にセミナーへ

行くこと自体、悪いことではありません。

 

むしろ自分が去年は結構セミナーへ行ったので

自分を正当化する意味でも使っています…

(それまではセーブしていたのですが…)

(ちょっと訳ありで…)

 

っていうか何でお金使うの?

「患者さんから学べ!」

よく聞きません?

反論しようにも正論過ぎて全く反論する余地が

ありません。

 

確かに患者さんから学ぶ事が最大の学びになる。

理屈では分かっています。

 

だけど知識や情報が無いと患者さんには

立ち向かっていけないし、その後の思考を

生み出すことが出来ない。

 

そんな理由もあります。

 

しかし根本的に理学療法士でなくても、

人は何故お金を使うのか?

ここを考えていきたい。

 

不安・不快が嫌い…

人間、何を始めるにしても最初はうまくいきません。

じゃそれをどう立ち向かうかで人の行動が

変わります。

 

・不安や不快な感情を消すために努力する

・不安や不快な感情から逃げる

 

大きく分ければ2つに分かれます。

前者は努力し、不安・不快を解消するよう努める。

後者は不安・不快から逃げ、安直に生きる。

 

そして”セミナー中毒”に陥りやすいのは前者です

 

・もっと患者さんのこの痛みの原因を知りたい!

・こんな痛みを対処するテクニックを知りたい!

・もっと治療に関する知識を深めたい!

 

理学療法士として仕事をする上で、

患者さんの症状と言うのは悩みの種です。

 

その悩みに対して何もできない自分がもどかしく、

それを解消できない日々を不安に思い、それを

解消したいと切に感じる時、セミナーへと

活路を見いだします。

 

別に”セミナー中毒”であることを

否定するつもりは全くありません。

(現に自分も中毒しかかってますから…)

 

しかしそこで何か得た時に自分のものに

出来なければ、それはただの浪費になります。

 

それだけは避けてほしい…

 

そしてさらに先ほどの不安・不快を深掘りして

見ていこうと思います。

 

あなたは何を手に入れたい?

人って不安・不快を解消した先に手に入れたい

感情があるはずなんです。

 

もちろん「患者さんを治したい!」という大義が

あっての事ですが…

 

大きく3つあると思うんです。

 

1、特別感

2、刺激

3、安定感

 

ちょっと一つずつ説明していきます。

 

1、特別感

要するに職場における自分の絶対的なポジション!

これを確立したいと考えている人がいます。

 

「〇〇さんは一番出来る人だ!」

「〇〇さんは一番勉強熱心だ!」

「〇〇さんは一番…」

 

大抵こういうポジションにいたがり、

話す時もセミナーや講師の先生とのやり取りなどの

自慢話とかが多い人がいます。

 

その人って特別感を味わいたいんだと思います。

・君たちより出来る

・君たちより知ってる

・君たちより分かってる

 

こうやって自信を誇示し続ける人に多いです。

 

2、刺激

セミナーを受けた後にはすごくやる気満々で

一時そのモチベーションは続くけど、

セミナーを受けないとやる気が出ない人

これに当たります。

 

これは刺激とか変化を求めてセミナーへ

出向いています。

 

もっと知りたい…

まだまだ自分の知らないことがあるはず…

 

要するに普段の仕事が退屈なんです。

同じことの繰り返しで退屈しているから

セミナーへ行って刺激をもらって帰ってくる。

 

そして新しく学んだことを片っ端から使う。

 

そんな刺激を求めて

”セミナー中毒”になる人もいます。

 

3、安心感

要するにリハビリをすることに恐怖を感じている

人に多いです。

 

自分をレベルアップさせて今している仕事を

少しでも安心して出来るようになりたい。

 

全く分からない患者さんの痛みに対して

治療するのが怖くて、不安にさいなまれて

緊張してしまう人は安心感を求めます。

 

別に誰かより上になりたいとか出来るように

なりたいとかそんなんじゃなくて、

とにかく今の仕事を精神的に安定した状態で

出来るようになりたい…

その一心でセミナーへ行く人もいます。

 

それぞれの不安を解消するための手段

もちろんこれが全てではありません。

しかしこれが人がお金を払う源になっています。

 

あなたはどれに当てはまりそうですか?

 

セミナーに行く自体、全く悪い事ではありません

しかし自分がどんな感情を持って、

セミナーに行き、どのように成果をあげたいか

ということだけでも理解していれば、

もっと冷静にお金を投資できるかもしれません。

 

是非ご自分の感情にも目を向けて、

週末のセミナーを楽しんできてもらえればと

思います。

 

それでは今回はこの辺で…

 

今回も最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

P.S.

Twitterでのアンケートで、

「年間でセミナーに使った金額は?」

と問いかけたところ46人が投票してくださり、

約9%

の方が年間100万円以上セミナーに投資している

という結果が出ました!(宿泊費や移動費込み)

 

ビックリ…