【メラビアンの法則】を覚えていますか?

養成校時代の心理学の授業で一度は耳にしたことがあると思います。

すごく有名な心理学の法則になります。

簡単に説明すると…

話の内容   :7%

話し方     :38%

見た目     :55%

この数字を見て思い出しました?

メラビアンの法則は人が出会った時に受ける印象をどの部分にフォーカスして判断しているか数値化したものだといわれています。

今回はこのメラビアンの法則について再考し、その正しい活用方法について考えていきたいと思います。

特に養成校時代に【メラビアンの法則】と名前だけ覚えていた方だったり、数字を何となく覚えていたとか、もちろん今後の実生活や職場でも活かしていきたいとお考えの方にも読んでいただきたい内容となっております。

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私の誤解…

これは完全に私の誤解でした…

そしてもしかしたら多くの人が誤解しているかもしれないのでとりあげた内容でもあります。

先ほど少し解説した【メラビアンの法則】他にも別名で【7-38-55のルール】【3V】なんて呼ばれ方もしています。

ちなみに【3V】というのは…

Verbal ⇒ 話の内容

Vocal   ⇒ 話し方

Visual  ⇒ 見た目

この頭文字をとって【3V】と呼ばれいているそうです。

しかしこれなら数字が全く覚えられないので、テストには答えられそうにありませんが…

では、私の勘違いとは…

話を戻します。

メラビアンの法則に対して私が犯していた勘違いとは…

見た目が一番重要だと思っていたことです。

『えっ!?違うの?』と思った方いらっしゃったんじゃないですか?

いや厳密に言うと、間違いではないです。

見た目はもちろん重要です。

『じゃ勘違いってどういうこと?』ってなりますよね?

それはこのメラビアンの法則を表面的にしか捉えていなかったことにあります。

 

メラビアンの法則の真実とは…

 

私が思っていたのは初対面の時に相手が受け取る情報の中で【メラビアンの法則】が生かされるとそう思っていました。

だから見た目が重要だと思っていたんですが、そうではありませんでした。

しかし本当のメラビアンの法則はというと…

どれかに矛盾(違い)が生じたときに何を優先させるかという法則だったんです。

ちょっとわかりやすく説明しますね。

・無表情なのに話す言葉は優しい

・話す声は小さく、か細いのに話している言葉はとても厳しい

・顔は穏やかで優しそうなのに、声が大きくてだみ声

わかります?

すっごい矛盾してないですか?というか違和感ありますよね?

そしてここで使われるのがメラビアンの法則になります。

しかしここではほとんど『7-38-55』という数字は意味を持ちません。

簡単に言うと…

『見た目 > 話し方 > 話の内容』と考えた方がいいです。

だから先ほどの例でいくと…

・無表情なのに話す言葉は優しい 見た目話の内容

・話す声は小さく、か細いのに話している言葉はとても厳しい 話し方話の内容

・顔は穏やかで優しそうなのに、声が大きくてだみ声 見た目 話し方

こんな感じになるんです。

このように矛盾が生じると何を最優先に考え、相手の印象を決めるかが【メラビアンの法則】だったんです。

だからむやみやたらに見た目だけ良くしようとしても意味がないんです。

要するに『見た目・話し方・話の内容』これらが一致していることが望ましいんです。

一つでも矛盾が生じるとほとんどが見た目もしくは話し方へと意識が向きます。

そうなると話の内容なんか入ってきません。

これを避けるためにも先ほども言った3つのVが揃うことが重要なんです。

むしろメラビアンの法則の例に出されるようなことがあってはいけないんです。わかりますか?

 

人前で話すときに気を付けるべきこと

とは言ってもやはり見た目が重要であるという事実は変わらないわけですから人前で話す際に重要なことをいくつか挙げていきましょう。

(ほとんど当たり前のようなないようですいません。)

その1 清潔感とフィット感

これは大事ですね。

さすがにシワシワのスーツで話を始めたらいくらいいこと言って相手に響きませんから、清潔感には十分気を付けましょう

もちろん着るものだけでなく、髪型・ヒゲ・靴・靴下・爪などいろいろな要素があります。

そしてもう一つ重要なのがフィット感。

いくら清潔感があっても、スーツがダボダボだったり、パツパツだったら変じゃないですか?

その人にはその人に合った体格があるわけですから、ちゃんと自分の体に合ったものを身に着けるようにしましょう

その2 話す姿勢

まぁ理学療法士の人に話すよう内容ではないかもしれませんが、一応。

背中を丸くした猫背では良くないのはわかります。

だけど人を見下し、胸を張りすぎる姿勢も気をつけてください

権威性を出すのもいいですが、極端だと話しかけづらく、近寄りがたい印象を与えてしまう可能性もあります。

十分気を付けてくださいね。

その3 笑顔と相手に届く声

最後はやはりこれでしょう。

笑顔

声はそれに付随するものなのであまりフォーカスしませんが、顔は大事です。

怒っている顔は近寄りがたいですし、焦った顔は相手に不安を与えます。

また無表情なら関心がないように感じますし、ニヤニヤし過ぎるのも信頼性に欠けます。

適宜使う、笑顔。これが重要です。

是非、参考までに…

 

まとめ

メラビアンの法則とは数字に惑わされないことが大事
『見た目 > 話し方 > 話の内容』このように覚える方がいい
清潔感・フィット感・姿勢・笑顔これらを忘れずに

 

いかがだったでしょうか。

【メラビアンの法則】私も勘違いしていましたが、他にも私のような方がいらっしゃいませんでしたか?

ただ勘違いであって間違いではないので、そこは訂正してまた覚えなおしましょう

では今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。