あなたは相手の意見に反論したことありませんか?

例えば…あなたが洋服を買いに行ったとしましょう。

これがいいなと思った数着の洋服からどれか一着買おうと考えています。

そこへ店員さんがやってきて…

店員 「それ大人気の商品なんです!早くお買い上げになった方がいいですよ!

あなた 「あぁ、そうですか…」

店員 「他の店に行ってる間に取られてしまう可能性もあるから今買っちゃいましょう!

あなた 「んん~(たじろぐ…)」

店員 「さぁ!買いましょう買いましょう!

あなた 「いやぁもうちょっと考えて買いたいのでごめんなさい…

 

あんまりここまで露骨な定員さんはいないかもしれませんが、人は急に何かをお願いされたり、プッシュされると抵抗してしまう傾向があります

それを【ブーメラン効果】といいます。

今回はこの【ブーメラン効果】について詳細を見ていきたいと思います。そこで是非…

・ブーメラン効果についてもっと知りたい!

・ブーメラン効果の応用方法についてもっと詳しく知りたい!

と思っている方はこのまま続きをご覧になっていただきたいと思います。

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ブーメラン効果とは…

人は自分以外の人から何かを強要されたときにそれに反発しようとする心理が起こることをブーメラン効果と呼んでいます。

元々、人間は自分自身の意思を持ち、それに従って行動したいという考えを持っています。

だから冒頭の例のように、『洋服を買いたい』という目的をもって、行動に出たとしても…

他人から『買ってください!』などといわれると、ついつい反発したくなり、結果【ここでは洋服を買わない】という行動へと繋がってしまいます。

・勉強しようとしていた時に、母親から「勉強しなさい!」と叱られて、一気にやる気がなくなることと一緒です。

これはカリギュラ効果の際にも解説しましたが、この2つの心理テクニックは元々異なる発生起源ですが、通ずるところがある心理テクニック同士です。

(是非、こちらも合わせて読んでみてください ⇒ そう言われるとつい…相手の心を掴む心理テクニック

コントロールしようとすると不能になる

要するにこういうことなんです。

相手を自分の思う通りにコントロールしよう、しようとすればするほどそれは難しくなります

それはブーメラン効果で反発したくなるからです。

・彼女を自分の思ったようにしようと束縛するとうまくいかなくなる

・部下を自分の思ったように動かそうと思うと部下は離れていく

・子供を自分の思ったように育てようとし、言えば言うほど子は聞かなくなる

・親を自分の思ったように行動させようとすると聞いてもらえなくなる

(老いては子に従え。というのはちょっとこれには当てはまらないかもしれません。当人の言い方次第ですが…)

 

これは私の考えの一例ですが、このように相手を支配してコントロールしようとすればするほどブーメラン効果が働き、相手は離れていってしまいうまくいかなくなることがあるんです。

だからこれを逆手に取ればいいんです。

相手をコントロールしたければ逆の立場に立ってみる

相手の性格を把握していることが肝要になりますが、ブーメラン効果が働く方には逆の立場に立って発言した方がいいです。

要するにYESマンではなく、あなたの意見にすぐさま反論するようなタイプには有効だということです。

使い方としてはいたって簡単。

自分がこう動いてほしいと思う逆の立場に立って発言すればいいんです。

・彼女を自分の思ったようにしたいなら束縛ではなく、無関心になってみる

 ⇒ 寂しさを感じ彼女の方から寄ってこさせる

・部下を自分の思ったように動かしたいなら部下を自由に働かせ、責任は自分がとる

 ⇒ あまりの自由に不自然さに不安を感じ、部下からアドバイスを求めてくる

・子供を自分の思ったように育てたいなら子供の言動を尊重し、ガミガミ言わない

 ⇒ 自分の言動を尊重してもらえ、本当に困ったときに親を頼りにしてくる

・親を自分の思ったように行動させたいなら本人の意見を尊重する

 ⇒ 自分の考えを尊重してもらえると、相手にアドバイスを求めてくる

 

全て逆のことをしてみるんです。

そうするとブーメラン効果を使って、結果的には自分の思ったように相手を動かすことが可能になるんです。

だから間違っても力尽くで相手を打ち負かそうなんてしないで、もっと利口な方法で相手をコントロールしましょう。

(もちろん素直に聞く人もいますから、ケースバイケースで行ってくださいね)

 

別名【ロミオとジュリエット効果】

ブーメラン効果は別名で【ロミオとジュリエット効果】なんて言われたりしています。

それはロミオとジュリエットのあらすじがブーメラン効果を反映しているからです。

簡単に説明すると…

 

ロミオとジュリエットの両家は結婚してはいけない関係にありました。

しかし、2人はそれを無視し、誰にも秘密にしたまま結婚しました。

そんな折、親族間のいざこざにロミオの親友を巻き込み、この親友が殺されてしまいます。

それに激怒したロミオは親友を殺したジュリエットの親族を殺してしまい、街から追放されます。

そしてロミオとの生活が分断されたジュリエットは悲しみに明け暮れますが、その愛の炎は2人を引き離せば引き離すほど強くなり、ある作戦を企てました。

それが『42時間仮死状態になり、家族に見送られた後、蘇生してロミオが迎えに来たときに2人で逃げる』というものでした。

結局はロミオにこの作戦が上手く伝わっておらず、ジュリエットはそのまま帰らぬ人になりましたが、一度仮死状態になってでも2人で一緒になりたいというジュリエットの強い想いが伝わってくると思います。

 

要するに、『引き離せば引き離すほど逆に想いは強くなる』

ブーメラン効果が働いているといえるでしょう。そのためブーメラン効果が別名で【ロミオとジュリエット効果】と言われているんです。

だからもし自分が親になったとき、子供の結婚を無下に反対すると、余計に2人は離れなくなる可能性があるので注意してくださいね。

 

※使用には注意が必要※

実際、医療従事者なら患者さんと接する機会が多いですが、この心理テクニックを使うのにはかなり注意して使ってください。

何度も伝えていますが、相手の性格をしっかり把握しておくことが肝要です。

・初回からいきなり…

「良くなりそうな感じだからそのまま放っておきましょう」

「次の来院は必要なさそうですね」

本当は来院も必要だし、治療も必要なのに無理矢理、ブーメラン効果を使おうと思ってこんなことを言っては患者さんは離れていく可能性が大きいです。

あなたも相手の性格を把握し、相手もあなたを信頼していればブーメラン効果はより効果を発揮します。

『まだ治療してほしい』 『もう少し先生に良くしてほしい』という気持ちが見えたときに使えばいいかもしれません。

まずはしっかり相手を観察し、使う場面をよく考えてから使ってみてくださいね。

 

まとめ

人から何かを強要されたときについ反発してしまうことをブーメラン効果という
相手の立場にたってからコントロールする
ロミオとジュリエットはブーメラン効果の典型
医療現場での使用は要注意!

 

いかがだったでしょうか。

この記事を読んで『ロミオとジュリエットってこんな話だったんだ…』と思った人、多いかもしれませんね。

そういうところが入り口になっていてもいいと思うので、

【ブーメラン効果】 = 【ロミオとジュリエット】

こんな覚え方でもいいと思います。

それでは今回も最後までご覧いただきまして本当にありがとうございました。