最初にお伝えしておきますが、今回の記事は…

閲覧注意!

とも書きたいくらいとてもマニアックな話へと繋がっていきます。

ですのであまり否定的な目で見ずに

一つの参考にまで読んでいただければありがたく思います。

ご勘弁ください…

 

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投球障害肩とは…

一般に投球障害肩というと…

腱板損傷や上方関節唇損傷(SLAP lesion)

上腕骨近位端離解(リトルリーガーズショルダー)などが挙げられます。

最近では数名の某有名野球選手が肘関節の内側側副靭帯を損傷または断裂し、

トミー・ジョン手術というのをされる方もいらっしゃいます。

今回は肘ではなく、肩関節の特に”上腕二頭筋長頭”との絡みで解説していきます。

 

 

コッキング期とアクセレレーション期

この二つは投球動作の流れにおいて特に痛みを発生させやすい時期です。

まずはこの二つを説明していきます。(右投げ投手と仮定)

コッキング期(cocking)

wind upで左足を高い位置にあげてから投球方向へ踏み出し、

右手でボールを一番後方に引いたおよそ外転・外旋位(late cocking)

アクセレレーション期(acceleration)

late cockingからボールリリースするまでの加速期で

肩関節だけに着目すると…

外転・外旋位から一気に内転・内旋方向への負荷が要求されます。

 

投球障害肩ではこのアクセレレーション期に

疼痛が発生する機会が多いとされていますが、

それは先ほどもお伝えしたように肩関節に…

急激な回旋運動負荷がかかることで肩関節運動軸が変化もしくは逸脱し、

関節包や関節上腕靭帯、そして…

上腕骨頭近くを走行する上腕二頭筋長頭にもストレスがかかることで

上腕二頭筋長頭腱炎などを起こす可能性が出てきます。

 

 

投球動作は全身運動である

よく投球動作は全身運動であるといわれるのは

この肩関節にかかる急激な運動負荷に対応するため

単一関節による負荷吸収を任せるのではなく、

多関節、それこそ下肢からの運動連鎖や運動負荷を補うために…

体幹・下肢の柔軟性も必要だと言われています。

 

 

神経リンパ反射…

ここまで全くと言っていいほどマニアック感ありませんね。

本題はここからです!

この章のタイトルにもあるように…

神経リンパ反射、これがマニアックと称した理由になります。

 

神経リンパ反射とは…

簡単に説明すると…

ある反射点を刺激することでそれに対応している

筋肉、リンパ、内臓が反応することを言います。

そしてこの反射点は…

リンパ腺と関連し、胸部・腰部を中心に存在しています。

 

下肢の投球動作

ちょっと話は戻りますが…

右投げ投手では左足を上げたのちに投球側へ足を踏み出します。

そこからアクセレレーション期に入りますが、

下肢に注目すると…

右足は片脚動作から投球方向へ蹴りだす方向へと動き出します。

この動きは股関節の外転と外旋に加えて伸展方向への複合的な負荷がかかります。

この際に右股関節内転筋に大きな伸張負荷がかかります。

これがキーポイントになります。

 

 

上腕二頭筋長頭と股関節内転筋の繋がり…

簡潔に言えば…

上腕二頭筋長頭と股関節内転筋群は同じ神経リンパ反射部位である!

ということです。そしてその反射点は…

第4、5肋骨間の乳頭深部の脂肪体付近に存在し、

ここは上肢のリンパ循環という重要な役割も担っています。

 

ここでお伝えしたかったのは…

股関節内転筋にかかる過剰負荷は

上腕二頭筋長頭腱炎の一つの要因になりえる!

ということで患部にだけ目を向けるのではなく、

関連性のある部位を知ることで治療ポイントも

多様性を持って考えないといけないということです。

ですが、この組み合わせは好発するようなことはあまりないため

まずは理学療法士的な運動連鎖などで治療を進め、

それでも改善しない時に少しでも参考にしてもらえればと思います。

 

 

今回の内容はマニアックというかあまり臨床向きではないかもしれません。

しかし身体をみる上でいろいろな関連性を知ることは大切です。

固執した見方だけでなく、色々な可能性を見出しましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました