前回は…

大腿骨頚部骨折と骨梁って関係があった…

と題しまして骨粗鬆症のことから

メインテーマである”骨梁”そして…

大腿骨頚部骨折との関係性まで解説してきました。

そして今回は…

ピエゾ電流がメインテーマになります!!

…って早速わからない言葉ですよね。。。

とにかく説明しながら解説を進めていきたいと思います。

是非興味のある方は読み進めていただきたいです!

 

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ピエゾ電流とは…

まぁ簡単に言うと…

骨内に走る電流とでも言いましょうか。

このピエゾ電流の重要性についてはぼちぼち話していきます。

 

電流っていつ生じるの?

電流は…

硬いもの同士に負荷がかかりあうことで電流が生じます。

前回のも含めて読んでいただいている方はここでは…

長管骨に圧力負荷がかかっていると思っていただいても結構です。

単純にこの電流がピエゾ電流なのですがこのピエゾ電流は…

骨梁に沿って派生し、骨梁を強くします!

これは骨内細胞が電流によって反応を起こすと…

海綿質骨を増殖させます。

結果として骨自体が丈夫になるということです。

 

 

ピエゾ電流は軟部組織同士でも…

ピエゾ電流についてもう少し説明を補足すると…

軟部組織同士の接触でも少なからず電流は発生するようです。

しかし関節可動域制限(拘縮や癒着)のある場所は

その軟部組織自体が抵抗になってしまいます。

そのため損傷部位の正常な炎症やその修復過程に

支障をきたし、治癒自体が遅延したり他の部位に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そのためセラピスト自らが徒手による

ストレッチや押圧を行うことで電流を発生させ、

抵抗を減らすことで先ほどの組織修復過程を

スムーズに行うための足ががりにもできるということです。

 

 

骨を強くするには電流が必要である!

若干話は逸れてしまいましたが、結論はこれです。

骨が少しでも強くなるためには電流発生が不可欠であり、

その中でかかる圧力負荷も海綿骨を強くし、

骨梁を強化していくことが大切であるということです。

 

 

前回の内容と合わせて読んでいただいた方はいかがだったでしょうか。

是非今回の記事が最初になった方も前回の…

大腿骨頚部骨折と骨梁って関係があった…

読んでいただきたいと思います。

 

骨粗鬆症というのは基本的に…

骨形成より骨吸収が早いため、臥位ばかりだとどんどん進行します。

これをすれば100%大丈夫という特効薬はありませんが、

少なからず骨粗鬆症のことを知り、前回と今回の内容が頭に入っていれば

患者さんへの説明も少し説得力が増し、

患者さんの助けにもなれるかもしれません。

是非とも次からの臨床に生かしてほしいと思います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。