アキレス腱の疾患と言えば
アキレス腱断裂を主体としてアキレス腱炎などがあげられます。
その中でもアキレス腱断裂は激しい動作や
スポーツ時の踏み込み動作や方向転換時に発生しやすいといわれています。
もちろんアキレス腱断裂後の関節可動域獲得も大事ですが、
よくよく調べていくとアキレス腱は内臓との関係性も大変深いことがわかりました。
各病院でのプロトコールもあるでしょうし、
今回は違った視点でアキレス腱に触れていきたいと思います。
Kager’s fat pad
アキレス腱断裂と言えばこれは確認しておいた方がいいと思います。
アキレス腱の深層で踵骨と長母指屈筋との間に形成された空間上にある脂肪体のことです。
アキレス腱断裂後の診断では…
Kager’s fat padの連続性の乱れが一つの診断要因になり、
リハビリでは…
Kager’s fat padの柔軟性が足関節背屈制限因子となります。
これに関してはリハ局で一番人気の記事である
参考にしていただきたいと思います。
アキレス腱痛の3つの原因
代謝不良
乳製品などの消化効率の悪いものは代謝不良を起こすといわれています。
アキレス腱自体が大量の尿酸を排出することができるが
それが時折痛みとして出現してしまうこともあるらしい…
ホルモンの関係
これは特に閉経前後の女性にプロゲステロンが不足することで
アキレス腱に痛みを起こすことが多いとされています。
投薬による痛み
アキレス腱部が内臓と関係性が深いのは
投薬の影響を受ける可能性も大きいからだといわれている。
長期にわたり抗生物質や降圧剤を飲み続けることは
胃や内臓に負担をかけ、代謝促進が大切なアキレス腱部へ
余波が及ぶ危険性が多いといわれている。
これらはいくつかの要因であり、治療することは難しいが、
原因となっている可能性は非常に大きい。
そのため問診で何かバックグラウンドに原因がないか
探ってみるのも必要ではないかと思います。
もちろんアキレス腱の痛みなので
メカニカルな部分も考慮することはもちろんですが、
このような視点を持つことも原因を見つけるためには
必要な知識になってくる可能性があります。
最後にアキレス腱の痛みには多くの要因が重なっているとされています。
今までにも肩関節などの解説では内臓との関係性を
簡単に説明したものなどを載せてきました。
これからは積極的にこのような関連臓器などに
着目していきながらこのリハ局を運営していきたいと思います。
度々読者の皆様からコメントを頂き、励みになっています。
メカニカルな視点で見たい方は
少し物足りない内容になっているかもしれませんが、
原因を突き止めることを考えた治療をする際には
このような関連臓器などに関しても詳しく知ることが大切になってきます。
リハ局の記事を楽しみにして読んでくださっている方のために
これからも色々な情報を発信していきたいと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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