今回はトリガーポイントを知る上で重要となる

起こりうる症状とその原因について

お話しさせていただこうと思います。

 

トリガーポイントは

いかにして構築され、どのような症状を呈するのか

そして押していたいところだけが

トリガーポイントなのか…

これに迫っていきたいと思います。

 

まずはトリガーポイントの特徴的ともいえる

症状について以前より深く掘り下げて説明していきます。

 

 

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【症状】

1、関連痛

トリガーポイントは

刺激を与えた場所に痛みを生じることもありますが、

刺激部位とはかけ離れた関連痛を引き起こすことが特徴的です。

ある特定に筋肉からの関連痛は

その筋肉によって特徴が異なり、

常時緊張している筋肉内にあるトリガーポイントは

安静時・動作時を問いません。

またまだ活性化されていないトリガーポイントに関しては

押圧することで関連痛が生じることがあります。

 

2、 運動制限

トリガーポイントによる

痛みの出現や筋肉のスパズムによっては

自動運動のみならず他動運動にも支障をきたします。

特に長時間同一姿勢後の立ち上がりや起床時の起き上がりなど

またよく耳にする筋肉のこわばりなども

トリガーポイントが関係している可能性が大きいとされています。

 

3、自律神経症状

トリガーポイントが刺激されることにより

関連痛が起こっている場所に

自律神経症状が起こることが確認されています。

その自律神経症状は

涙や鳥肌、発汗や血管収縮などを起こすことがあります。

また神経系の関連として

トリガーポイントを形成した筋肉に神経が圧迫されることで

末梢に感覚障害や過敏性などの異常が生じることも考えられます。

 

以上が主な症状として知られていますが

この他にも平衡感覚障害や筋肉の協調性障害、固有受容器障害などの

報告もされています。

 

 

【原因】

1、過負荷(オーバーワーク)

筋肉にかかる過負荷は

トリガーポイントを形成する原因のうちで最も多いとされています。

筋肉への急激な過負荷や慢性的な重労働などの

筋肉疲労がトリガーポイントを招く因子にも含まれます。

また運動をする際、

準備運動を行わないことも筋肉への負担をかける要素になり、

スポーツを行う方には

問診の際に確認しておく必要があります。

 

2、外傷

外傷によって筋肉実質に損傷が起こると

それを食い止めようと炎症物質が産生され、

筋肉内の侵害受容器が感受性を増します。

また外傷を拡大しないよう

逃避反射や伸張反射などの作用により悪化することも考えられます。

 

3、心的ストレス

不安や緊張など心理面へのストレスは

筋緊張の亢進を招きます。

その緊張は筋肉の持続収縮を招き、筋肉に負荷がかかり、

トリガーポイントの形成に繋がっていきます。

 

4、栄養不足

身体の酸性化

筋肉の収縮・弛緩のバランスを崩したり、

筋肉の拘縮を招きます。

最近では乳製品が血液を酸性化することも

報告されるようになってきています。

他にも喫煙や添加物の過剰摂取も一要因として考えられます。

 

 

いかがだったでしょうか。

 

トリガーポイントはどのような要素で出現し、

どのような症状として現れるのかを知れば、

自ずと解決策は見えてきます。

 

これも一つの要素として

参考にしていただきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。