リハ局が開設してちょうど1年が経ったのでちょっと専門知識から離れて色々な話を交えていきたいなと考えています。

ということで今回は、”リハ局開設の本当の理由”についてお話ししていこうと思います。

でも大体予想されるのが…

・AdSenceでの収益狙い

・自分なりの知識の整理

・インプットからアウトプットへの転換

・現状の打破!

大体こんな感じの開設理由を想像されるのではないですか?

でも僕のはもうちょっと深い理由があるんです!(でも本当にちょっとだけですよ…)

興味がある方は是非、読み進めてほしいと思います。

SPONSORD LINK

本当の理由

girls-914823_640

結論から言うと…

若いセラピストの方たちにもっと沢山の情報を無料で手に入れてもらって無駄なお金・時間を使ってほしくない!

ちょっと出来過ぎた理由かもしれませんが、本当にこんな風に思っていました。

もちろん今でも少しでも有益な情報を提供したいという思いは変わっていません。

しかし途中、ちょっとネタが無くなった時は脱線するように一般向けの記事を書いたりしてしまいました。(すいません。。。)

セミナーへ行くのにとり憑かれていた

私が臨床1~3年目の事を思い出すと週末はただただセミナー、セミナー、セミナーと明け暮れていました。

近場はもちろんのこと車で片道4時間かかるところでも平気で参加しまくってました。

これは自慢でも何でもなく、恥じるに等しい告白です。

セミナー代がいくらとかは気にしたことはなく、むしろ高いセミナー代を取られるということは、”きっといいセミナーだ!””めっちゃ学ぶことがあるはず!”と思って狂ったようにセミナーへ行っていました。

知識をたくさん身につけて、誰でも治せるようになるぞ!

そして、実力がついたら独立してやるぞ!

同期のメンバーにはこんなこと豪語してました。

いまではとても恥ずかしくて言えません…

セミナーに行けば上手くなるという勘違い

セミナーに行って、新しいこと学んでは患者さんで実践する!

また新しいセミナーに行って、学んだことを患者さんで実践!!

こんなこと繰り返していました。

今の自分が昔の自分に言いたいことは…

 

 

 

患者さんを実験台の様に扱うな!!!

本当にカミングアウトするのが恥ずかしいくらいバカみたいなことを繰り返していました。

そして色んな知識を持つようになると、変な自信がついたのか上司にも意見するようになっていきます。

まさに”知識で武装し、勝ち誇っている”かのような態度だったと思います。

いつ思い返しても恥ずかしい限りです…

結局、セミナーに行って学んだことは…

恐らく3年間のうちにセミナーに投資した額は…

300万円を超えると思います。

もちろん交通費・宿泊費などを含めてですが、年間100万円近くは投資していました。

じゃそれだけ投資して今どれくらい生かせているかと問われれば…

5%以下!!!

ないんじゃないかと思います。(恥ずかしいので小さな文字にしときました)

本当にこれは使えるな!と思うようなテクニックや治療手技はほんの少ししかありません…

 

セミナー行くの辞めました!

branch-1290017_640

今、臨床8年目になりましたが、2年ほど前からですかね。

セミナーにはほとんど行っていません。

行っても年に1回くらいで、PT向けじゃないセミナーへ参加しています。

実力は落ちた?

じゃセミナーへ行くの辞めたらどんどん患者さん治せなくなったかというとそうじゃありませんでした。

むしろ逆に治療効果は上がったんじゃないかと思います

もちろん即時的効果も含めてですが、セミナーへ立て続けに行っていたころより、良いような気がします。

何が変わったのか?

恐らく、自分で考える機会が増えましたね。

セミナーに行っていたころは、習った知識をそのまま実践!という感じでした。

しかし今は前より少し患者さんの状態を見て、基礎的な解剖学の知識を使い、考えながら治療しているような感じです。

そのためむやみやたらにテクニックを駆使して治そうとすることが無くなりました。

ちなみに習ったテクニック・知識を生かして臨み、全く効果が出ないと思考停止によくなっていました。

しかし今では少し太刀打ちできるようになったような気がします。

 

ターゲットは2、3年目のセラピスト!

your-771807_640

急に話は変わりますが、この【リハ局】は臨床2、3年目のセラピストに活用してほしいと思っています。

1年目はどうしても臨床以外にも覚えることが多く、先輩も色々と教えてくださることがあると思うので、いっぱいいっぱいです。

しかし2、3年目になると臨床に携わる時間が長くなり、壁にぶち当たる機会も増え、セミナーへ行く回数も劇的に伸びやすくなります。

そんな2、3年目のセラピストに向けて、セミナーへ行く前に基本的な解剖学を中心とした考え方を学んでほしいと思い、【リハ局】を続けています。

2、3年目ならまだまだ軌道修正可能です。

だから本当に私のような失敗をしてほしくないと思います。

私は本当にお金と時間を無駄にしました。

聞こえがいいように言うと、これ以上そんな不幸な人が出てこないようにという感じです。

もちろんセミナーがすべて悪いわけではありません。

セミナーも活用の仕方によっては有効に使っている人もいます。

しかし私みたいに無駄にしてしまう人もたくさんいます。

だからそんな人のために”無料で役立つ情報”を発信できればと思って続けています。

偽善者と言われるかもしれませんが、いくつかのコメントを頂き、このサイトが少なくとも誰かの役に立っていることは事実です。

是非そんな人が1人でもいらっしゃるならこの【リハ局】を通じて情報発信していきたいと思います。

またこれを読んだ人が今後、私の講演を聞きに来てくださり、より臨床で生かせる内容をお伝えできれば最高だと思っています。

 

少し長くなりましたが、こんな想いを持って【リハ局】を開設し、続けています。

是非、今後もこの【リハ局】での情報を活用し、臨床で生かし、喜びの声を届けていただければ嬉しく思います

今回も最後まで目を通していただき、本当にありがとうございました。