毎日ストレッチするけどなかなか体が柔らかくならないな…

ストレッチの効果が出ないのはやり方が間違ってるのかな…

なかなか毎日のストレッチが習慣にならないな…

こんなお悩み抱えていませんか?

でも大丈夫です!

タイトルにあるようにストレッチの効果を最大に引き出せれば体は柔らかくなりますし、自分の体が変わってきていることを感じれば毎日の習慣にすることもできます!

でもそのためにはしっかりとストレッチの要点をつかんで行わなければいけません。

今回はそんなストレッチのポイント・肝ともいえる部分に着目して解説していきたいと思います。

ぜひストレッチの効果を最大化させ、柔らかい体、ケガをしない体を作り上げましょう!

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今回着目するストレッチの種類

前回ストレッチの種類を紹介する項目で…

ストレッチの効果が劇的に上がる!種類別の利点と欠点まとめ!

これについてまとめましたが、普段みなさんがやられているスタティックストレッチ(静的ストレッチ)

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図のような反動をつけないストレッチを中心に話を進めていきたいと思います。

 

ストレッチの肝は”反射”である!

早速、答えを出しちゃいました!

そうなんです。ストレッチの肝は強さや時間でもなく反射なんです。

ここで”???”と思った方も多いと思います。ちゃんと説明していきます。

 

人間の動きは反射だらけ

カッコつけて反射とかちょっと難しい言葉を使っていますが、簡単に説明するので少しお付き合いください。

例えば…

・急に熱いものを触った時、手をパッと離す

・手が滑ってコップを下に落とした時、足をとっさに引いて避ける

・急に顔に向かって飛んできたボールをよける

とかこれらは全て反射です。

急に熱いものを触った時、これは熱い!だから手を離そう!とわざわざ考えながら手を離したりはしないですよね?

自分の意思で動く前に、体に何か危険が迫れば体は勝手に動きます。

そしてストレッチにも同じような現象が起きるんです。

 

ストレッチにおける反射

ちょっと言葉は難しいですがストレッチで起きる反射を”伸張反射”と言います。

これは簡単に説明すると、ストレッチをするために筋肉を伸ばします。

gennpon

この図は二の腕の裏の筋肉をストレッチ(黄矢印)しているところになります。

すると…

gennpon - コピー

急にストレッチされて引っ張られた筋肉は反射的に脳で…

これはマズイ!このまま引っ張られると筋肉がちぎれてしまう!」と判断され、縮む方向へ筋肉が収縮します。(青矢印)

これが”伸張反射”です。

ストレッチをするときにはこの反射が必ず発生します。

しかししばらくすると…

gennpon - コピー (2)

あっ!これくらいのストレッチなら筋肉が切れる心配はないから大丈夫だ。」ということでゆっくりと先ほどの伸張反射がほぐれ、収縮方向に縮んでいた筋肉がストレッチしたい方向へと延びてきてくれます。(青矢印)

これがストレッチの一連の流れです。

 

伸張反射がほぐれるまでの時間

これには諸説ありますが、およそ10~15秒くらいストレッチしていれば伸張反射がほぐれてくると思います。

もちろんストレッチの強さが強いとなお時間は長くなります。

ここでの時間はストレッチ感が”じんわり伸張されて気持ちいいくらい”のストレッチをしている時の時間になります。

 

ストレッチにかける時間

そのため伸張反射がとれてからが実際の伸ばしたい筋肉を伸ばすストレッチになります。

そのため私およそ30~45秒程度のストレッチを推奨しています。

10~15秒で伸張反射がほぐれ、そこからさらに15~30秒ほどストレッチをするのが一番効果をあげやすいと考えています。

ちなみにストレッチは長くすればいいわけではなく、45秒やっても3分続けてやってもそれほど差はないようです。

でも大体10秒もせずにストレッチをやめてしまう人が多いようですが、それではまだ伸張反射すらほぐれていないため全く効果が表れません!

ぜひ普段より長めの30~45秒のストレッチをお勧めします。

 

ストレッチをやめる時にも反射は起こる!

さ、だいたい45秒くらいストレッチしたから体を元に戻そうかな…

と、ここでも注意してください!!

伸張反射はストレッチした後にも起こります!!

今までストレッチしてきた筋肉は伸ばされていましたが、その反対側の筋肉は縮んでいましたよね?

そんな時に急にストレッチをやめて元の位置に戻そうとすると伸ばした逆側の筋肉が伸張反射を起こします。

すると次第にその緊張はストレッチをした側にも波及してきます。

だからストレッチが終わってその姿勢を元へ戻す時にも注意が必要です!

基本的にストレッチはゆっくり、ゆっくりと行うのが大事です…

 

 

まとめ

ストレッチの肝は”反射”である!
その名も”伸張反射”
伸張反射がほぐれるのは10~15秒
ストレッチは30~45秒を目途に気持ちいいくらいの強さ
ストレッチの後もゆっくり姿勢を戻す
基本はゆっくり、ゆっくりじんわりと…

 

いかがだったでしょうか。

今まで行っていたストレッチがちょっとまずかったな…と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも大丈夫です!今からでも遅くありません!

正しいストレッチをして効果を最大限引き出せれば少しずつですが効果は表れます。

毎日無理ないストレッチで柔らかい体を手に入れてください。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。