可愛い患者様可愛い患者様

あの~担当の先生変えてほしいんですが…

 

男性PTであれば一度は経験したことあるでしょう

 

担当変更…

 

もちろん患者さんからの申し出…

自分が知らない間に上司に報告され、

そして女性PTで対応している…

 

技術的な問題?

生理的な問題?

フェイス的な問題?

 

『俺、何か余計なこと言ったかな?』

『セクハラまがいのことでも言ったっけ?』

 

色々な事が頭を駆け巡ります…

 

何で担当を外されたんだろう…

 

言われようのない見えない不安と闘い、

眠れない夜を過ごしたことがあるでしょう!

(そこまでない?笑)

 

いやとにかく!気になる!

何で自分が外されたのか?

 

そして担当を代わってくれた女性PTに聞くのも

ちょっと勇気がいる。

 

と、ここまでは私が経験した、もしくは

頭の中で想像していたことですが、

この件に関しては、

わざわざ質問を投げかけてくれた方がいます。

 

その彼はとても積極的で色々な質問を

してきてくれるとても熱心な方です。

 

だからあまりおふざけが過ぎないように

お届けしたいと思います。

 

もし彼と同様に女性患者さんから担当を

他の女性PTに代わってほしいと言われ、

悩みを抱えていた方や現在進行形で

この悩みを抱えている方は是非!

参考にして頂きたいと思います。

 

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彼からの質問…

 
maruさんは
外来整形外科に勤務されたことはありますか?
 
もし勤務経験があるのであれば、
女性(特に若い)患者さんと関わる際に
注意していることはありますか?
 
6月から外来整形勤務となり、
担当している女性患者さんが別の人に
担当を変えて欲しいといわれるケースがあります。
 
もちろん私だけではなく他のセラピストにもありますが。
別のセラピストが介入した際に担当が変わるケースは
私の場合はほとんどが女性です。
 
今までは腰部痛に対して介入をしており、
腰部痛は軽快し、腰部ではなく臀部が痛くなった際に、
臀部であれば女性がよいとのことで途中から
担当が変わったケースもありました。
 
もちろんこの件に関しては彼の承諾を得て、
掲載させていただいています。
 
質問に答える前に、
本当に彼はすごく素晴らしいと思います。
 
何故なら自分の痛いところ、突かれたくない部分も
出し惜しみなく、書いているという事。
 
”担当を変えられた…”
 
こんな事、普通は誰にも言いたくありません。
 
『自分はダメなPTだ…』
『自分は患者さんに支持されていない…』
 
こう思い、さらけ出すことをしない人の方が
大多数です。
 
なのに彼は、こうやって公の場に出していい
という事も了承してくれました。
 
本当に感謝するばかりです。
これによってまた一人悩みを抱えるPTを
救えるはずです。
 
さぁあなたも一緒に感謝しましょう!
アーメン!
さて、
 

私の回答!

先にハッキリ言っときますが、

これが正解!とかはありません。

 

ただの私の考えです。

 

私はちょうど今、外来整形外科に勤務しています。
 
そして〇〇さんが言われるように担当の理学療法士を変えてほしいという
ケースは多々あります。
私も経験年数が浅いときは担当者変更という苦い経験を沢山してきました。
 
そこから学んだ教訓を3点ほどお伝えします。
 
1つ目は「患者さんに選択肢を与える」
例えば…
「お尻触りますね」⇒「お尻触らせてもらってもいいですか?」
「お腹触りますね」⇒「お腹触らせてもらってもいいですか?」
全く一緒ですけど、治療者が決めることはしません。
絶対に患者さんの同意を頂いてから触るようにしています。
「急に触られた!」
「良いと言っていないのに触ってきた!」
このような声を頂いてから気を付けています。
 
2つ目は「問診に比重を置く」
まぁ当たり前の話かもしれませんが、1単位20分しかない時でも
女性の患者さんの時は細かく話を聞くようにしています。
いくら常連のように来ている方でもすぐベッドに横にはさせません。
これはラポールの構築と手数を減らすためにしています。
患者さんに事細かく説明させればある程度治療することは決まってきます。
だから問診による評価を重視して極力何でもかんでも触りません。
 
最後3つ目は「こちらから申し出る」
何を申し出るかと言うと、担当者変更です。
何人も患者さんの治療をしていれば、
「あぁこの方、他の女性セラピストにしてほしそうだな…」
「完全に気を遣っているな…」
そう感じた時は私から提案しています。
お互い不利益になることは基本的にしません。
患者さんが女性セラピストにしてほしいと思っていれば、
私が無理に治療を続けたっていい関係性は築けません。
だからある程度勘付いたらこちらから提案します。
お互いWIN-WINの関係になるのが理想ですから。
 
こんな感じで返答させていただきました。
どうでしょう。
何か役に立ちそうですか?
 
いや絶対にPTを続けていれば一度は
経験することがあると思います!
 
まぁその時は…
 
『そういえば、リハ局でこんな記事書かれてたよなぁ』
 
と思い返してまた記事を読んでくれたら
嬉しいですねぇ。
 
ま!最初に言ったように100%正しい答えでは
無いということは肝に銘じておいてください。
 
でも参考程度になれば、それだけでも
十分だと思います。
 
この質問をしてくれた彼には本当に感謝しています。
 
本当にありがとうございました。
 
きっとあなたのおかげで一人、また一人と
臨床に困るPTが救われました。
 
是非、この輪を広げていきましょう!
 
ということで今回はここまでです!
 
今回も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。