嫌な後輩嫌な後輩

そう言えばまだ聞いたことなかったんですけど、先輩がPTになろうと思ったきっかけって何ですか?

理想の自分理想の自分

PTになろうとしたきっかけかぁ…遂にそれを聞いちゃうかぁ…

嫌な後輩嫌な後輩

いや別、そんなに気になってないんで話したくないなら別にいいですけど…

理想の自分理想の自分

この話題はここぞという時のために温めてきたんだよ。

嫌な後輩嫌な後輩

で、何なんですか?きっかけは。

理想の自分理想の自分

わかった。じゃ俺も答えるけど先に君の動機を教えてくれよ。

嫌な後輩嫌な後輩

いいですよ。まぁありきたりかもしれませんが、高校時代に野球をしていて肩を壊したことがあるんですけどその時に理学療法士の先生に色々教えてもらって僕も目指したいなぁと思ってなったんですよ。

…じゃ先輩も教えてくださいよ。

理想の自分理想の自分

俺は…金だよ。

嫌な後輩嫌な後輩

へ?何ですか?

理想の自分?理想の自分?

だから金だよ、カネ!

嫌な後輩嫌な後輩

えー!!!幻滅しました…

誤解を与えないように補足しておきましょう。

私は『自分の学力でギリギリ届き、なおかつ給料の良い職として理学療法士を選びました』

これ本当です。

高校時代、本当に頭が悪くて大学進学も危ういため専門学校に行くことにしました。

だけどやりたいことなし、目標なしだった私は当時の担任に相談して、自分がやっとかっと届いてまぁまぁ給料も良い職業を選んでもらいました。

ココ注目

【×】選んだ ⇒【〇】選んでもらった

いやもちろん理学療法に熱意がないわけではありませんが、当初は他の学生よりも相当目標設定において遅れをとっていたのは事実です。

と、私の話はここまでにして。

理学療法士の動機って大体、スポーツ絡みの人多くないですか?

私の周りには数十人ほどPTがいますが、おそらくほとんどがスポーツ絡みで理学療法士を目指し、理学療法士になってからも学校へボランティアのサポートへ行ったり、自身がスポーツを続けているケースが非常に多く感じます。

(ちなみに私も2~3年くらいは高校や社会人チームへボランティアのサポート経験がありますよ!自慢にもなりませんが…)

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ちょっと疑問…本当にお世話になった?

私たちが学生の頃、スポーツをしている人は骨折などひどい怪我をする人以外は大体、整骨院に行っていました。

 

『ちょっと肩が痛い、張りがある』

『少し足をくじいた。テーピングがしてほしい』

『腰が痛いからストレッチしてほしい』

 

こんな感じじゃ病院行かなくないですか?

場所によっては整形外科を受診しても診察だけで終わるケースも多々あると思います。

実際に私が勤めているクリニックもスポーツ障害でリハビリをしている子は数えるほどです。

もちろん毎日来るわけでもありません。

まぁ確かに最近は【スポーツ整形外科】と銘打って集客しているところも増えてきたのでそういうところでは学生の患者さんも多いかと思いますが、これも本当に数年のことだと思います。

だから『本当に理学療法士にお世話になったの?』と思う時が時々あります。

いや仮に嘘だったとしても別に大したことないんですが…

 

動機って本当に大事だなと痛感…

私のような信じられないような動機で働いてるやつよりめっちゃ強い動機をもって働いている人は本当に努力がスゴイです。

私の知っている人ですが、その人の動機は…

 

「肩の痛みで野球が出来ない子たちを救いたい」

 

彼は自分が学生時代に肩を壊し、野球ができなくなった経験があります。だから…

『自分のように肩の痛みで野球ができなくなる子を一人でも減らしたい』

『本当に大好きな野球を痛みなく、思いっきり楽しんでほしい』

こういう思いから本当に勉強を欠かさず、またボランティアの活動もずっと続けています。

見ていて本当に頭が下がります。

強く、そして明確な動機

これが彼を突き動かし、脇目も振らず、一心不乱に努力する原動力になっているのだと思います。

私も彼を見習い、自分を走らせています。

私の目標【親へ提供しても恥ずかしくない治療】

いくつか目標はあるのですが、その一つとして【親へ提供しても恥ずかしくない治療】を挙げています。

仕事では治療するけど、親となればちょっと治療しにくいときってあります。

それって大体、自分の治療を信用してないし、自信がないときなんです。

患者さんへ提供している治療が、親へ提供しても恥ずかしくない。そんなレベルに早く達したいと自分の中で目標を掲げています。

だって親に受けてほしくない治療を患者さんでは平気な顔してするのは変じゃないですか?

先の彼ほどに強い動機かは分かりませんが、確実に自分を動かす原動力にはなっています。

 

これからの目標はその先の未来を想像しよう!

ちょっと照れくさいですが、資格を取るとか研修を受けるとかだと形だけで終わってしまいます。

だから先の彼のように理学療法士も取得するのが目標ではなくて、まだ資格を取っていなくてももうすでに取ったことを前提にその先の未来を想像した方が強いです。

それは就職してからも一緒です。

「ケアマネを取る!」

「専門理学療法士を取る!」

これでも十分、動機にはなりますが…

それを取ってどうしたいのか

 

「ケアマネを取って、一人でも多くの困っている患者さんの助けになりたい!でもまずは自分の婆ちゃんのために!

「専門理学療法士を取って、そこで得た知識を後輩たちに還元する!そうすれば結果的に多くの患者さんたちにもその知識が生かされるはず!そうすれば今自分が勤めている病院のステータスが上がっていくはずだ!」

 

ちょっと大袈裟かもしれませんが、その先の未来を想像することでより目標が鮮明になり、達成度もグンと上がります

 

理想の自分理想の自分

君の動機も聞かせてくれないか?

あなたの動機は何ですか?

自分自身に問いかけてあなたの動機をより深く追っていきましょう

すると少しは仕事への熱意も上がっていくと思いますよ。

それでは今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。