嫌な後輩嫌な後輩

先輩~最近の親が「腰痛い」って言うんですけど周りに良い病院あるか知りませんか?

理想の自分理想の自分

えっ!?うちでいいんじゃないの?

嫌な後輩嫌な後輩

え~!嫌ですよ~!

理想の自分理想の自分

何で?〇〇Dr.に診てもらってから自分が治療してあげればいいじゃん!

嫌な後輩嫌な後輩

え~何ていうか、自分の親を知られるのも嫌ですし…

それと自分の病院のこと色々知ってると何か嫌じゃないですか?入院とかしたら特に…

理想の自分理想の自分

まぁわからなくもないけど…

嫌な後輩嫌な後輩

だから良い病院知りませんか?

自分の両親が腰痛持ちや膝関節痛がある人は結構多いと思う。

しかしそんな両親に自分の病院を胸を張って紹介できるかと言われれば、「Yes!!」即答できる人は少ないのではないでしょうか。

自分の両親くらい自分が一番いいと思える病院を受診し、治療してほしいと思うのは普通だと思う。

さてこの問題、あなたならどう解決しますか?

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自分の病院の内情を知っているから

・各Dr.の性質

・看護師の対応

・リハビリテーション科の治療レベル

・診察時間までの待ち時間の長さ

・経営に特化した病院の本質

 

自分の病院のことならこれ以外にも大体のことがわかるでしょう。

だからこそ紹介できないんです。

知っているからこそ紹介できない

特に新卒からずっと同じ職場にいる人は他の病院との比較が正確には出来ません。

例えば…

 

・他病院に勤める同期からの情報

・患者さんからの口コミ情報

・セミナーへ出席したときに偶然他のPTの方と話したときに得られる情報

 

そしてこれらの多くは自分の病院以外の【良いところ】に目が行きます。

 

・こんな研究発表をしている

・こんな良い先輩がいる

・こんな良いDr.がいる

・こんな最新治療機器を揃えている

 

大体、自分の病院のことを話すときはへりくだって言うよりも『お前より良いところへ勤めてるんだぞ!』と言わんばかりの自慢話をする人が多いです。

だから悪いところは知らずに良いところだけを想像し、自分の病院と比較してしまうから自分の勤めている病院が他の病院と比べて低く見えてしまうんです。

低いんじゃなくて、低く見えているんです。

どこも大体同じ悩みを持っている

最初に上げたような内情はどこの病院でも持ち合わせていることです。

全てのDr.が懇切丁寧で研究発表に勤しみ、成果を上げている病院なんてほとんどないでしょう。(可能性は0ではありませんが…)

 

・ちょっと変わったDr.がいる

接遇態度のなってない看護師がいる

・全くやる気のない理学療法士がいる

・ただただ仕事をこなすだけの助手さんがいる

 

もちろんイライラするときやムカつくときはこんなことを人に話すこともあるでしょう。

しかし他の病院の人へはなかなか話さないものです。

それは自分の勤めている病院が変なところだとか大したことない病院だとは思われたくないからです。

だからここまで話してきたような悩みは大体どこの病院でも有り得ることだと思います。

 

有名病院のリハビリ(経験談)

これはちょっと余談で私の経験談に基づいてお話しさせていただきます。

私はひょんなことから怪我をしてしまい、整形外科を受診しなければいけなくなりました。

もちろん自分のところでもよかったのですが、せっかくなんで近くにある有名な病院を受診しました。

この目的は【Dr.がどんな診察をされるのか】というのと【実際にリハビリを受けてみる】という2点でした。

結果から言うと、どちらもビックリした!というのが正直な感想です。

目的① Dr.の診察はどんな感じなのか?

当たり前のように問診票を記入し、受付番号で呼ばれてから再度診察室にて問診を軽く受けました。

その後、整形外科的テスト ⇒ レントゲン・MRI ⇒ 診察・診断

まぁ大体、想像してたのとほとんど同じでビックリしました!

『これで終わり?』とも思いましたが、確かにそれ以上やっても一緒かなという診断結果だったので妥当だったのかもしれませんが…

別に有名病院のDr.だからといって特別なことは何もなかったです。

そして次は最大の目的であるリハビリです。

目的② 有名病院のリハビリはどんな感じなのか?

担当の方はすごくやりにくかったと思いますが、これも一種の偵察として身元を明かしてリハビリしてもらいました。

勝手な想像で…

 

『どんな手技を使うんだろう…』

『どんな特別なことするんだろう…』

『最終的に説明するときはどんな感じで教えてくれるんだろう…』

 

色々期待してました。

が、しかし…治療は良くも悪くもスタンダードなストレッチと筋トレでした。

ここには理学療法協会の偉い方もいらっしゃって凄い期待していったんです。

でもいたって普通のリハビリでビックリしました!

いや普通が悪いということではありません。

この普通のリハビリが一番効果があるかもしれませんし、私に合ってるのかもしれません。

しかし想像していたのと違ってビックリしただけです。

有名病院で有名なPTの先生がいてもやることは至ってスタンダードなんだなと感じました。

(おまけで言うと、その有名なPTの先生のリハビリを横目で見ていたら起立台を使ったり、足趾のギャザー運動などをしていてさらにビックリしました!!)

(その先生の名誉のためにも多くは言いませんが、傍目ではその凄さを感じ取ることができませんでした…悲)

 

自分が問題解決してあげられれば一番いい

いきなり結論みたいになりますが、結局は自分自身のやってる治療が一番いいと思い、自信をもって提供できれば最高です。

誰よりも大事だと思う両親ですから、安心できない人に任せる、もしくは他院を受診させるよりも自分自身を向上させ、自分が悩みを解決してあげれればそれが一番です。

かく言う私の目標がこれなんです。

 

【両親にもしてあげたいと思う治療を身につける】

 

これができるようになれば、誰に対して治療するときも自信をもってできるはずです。

逆に言えば、両親にも提供できない治療ならまだまだだと思います。

そこを軸にして自分の治療を振り返ってみてみると結構、”まだまだだな”と感じることが多いです。

是非、あなたも自分の治療が【両親へ自信をもって提供できる治療】なのかどうか考えながら進んでいってほしいと思います。

 

嫌な後輩嫌な後輩

確かに自分が治してあげられれば一番いいですよね…

理想の自分理想の自分

そこを自信もってできるようになるとセラピストとしても一段階上に登っていけるかもね

嫌な後輩嫌な後輩

今日はいいこと聞きました!

これからは自分が両親の腰痛を治せるように頑張っていきます!

理想の自分理想の自分

そうだね。俺もそうなれるように頑張るよ!

嫌な後輩嫌な後輩

でも今、痛いからどうしましょう…

理想の自分理想の自分

そうだね…とりあえず良さそうなとこ見つけようか…

 

いかがだったでしょうか。

なかなか両親に自分の病院を自信もって紹介できる人は少ないと思います。

病院の裏側なんかを知っていれば当然の話かもしれませんが…

まぁでもあなた自身が”両親は自分が治すんだ!”という強い意志をもって進めばとてもいい方向に進んでいくと思います。

しかし間に合わないときは後悔しないような病院選びをしましょう…

では今回も最後までご覧いただきまして本当にありがとうございました。