せんぱ~い☆
前は骨盤にある関節の数、教えてくれて
ありがとうございました~☆
こっちこそ思い出させてくれてありがとう。
そういえばあれから少し調べてみたの?
もちろんですよ☆
でもよく考えるとちゃんと意識してない関節って多いんだぁ…
と実感しちゃいました。
確かにね…
俺だって教えた方だけど全部意識してるかって言ったら
そうじゃないことが多いもんね…
ところで!
新たな疑問があったんですけど…
先輩は仙腸関節動かす時ってどうしているんですか?
あぁ…これはかなり繊細な話になるよね。
そもそも仙腸関節自体が数㎜単位の動きしかないから、
とっても難しいよね。
それでも自分の中の決まりごとはいくつかあるけど…
えぇ~超気になる~
教えてくれないんですか?
ちゃんと教えるよ!
じゃ今回は背臥位で出来る簡単な鑑別方法教えてあげるよ!
あなたは仙腸関節への治療を行っていますか?
普段の治療で取り入れている人もそうでない人も
今回の『仙腸関節可動性検査』は
臨床においてとても重要になります。
既に仙腸関節を治療対象にしている人は…
・さらに精度の高い可動性検査ができる
・仙腸関節の可動性をみる手を養うことができる
まだ仙腸関節は治療対象にしていない人も…
・仙腸関節を治療する一つのきっかけになる
・仙腸関節の動きを感じることができる
こんなメリットあるなら、
見ない理由がないですよね…
ということで今回は、
【背臥位で仙腸関節の可動性をみる!】
ということをメインに話を進めていきます!
そして先に言っときますが、
結構ザックリしたやり方です!
仙腸関節を研究されていたり、
めっちゃ勉強されている方には、
あまり好意的ではないかもしれませんが、
なんせ…
『1~3年目の若手理学療法士』向けに書いてる記事ですから
何卒、寛大な目で見ていけたらと思います!
しかしっ!
そこの若手理学療法士さんっ!
これ知ってるのと知らないのとでは
将来に大きな差が開く可能性がありますよ…
脅しではなく、
あなたの将来を案じてのアドバイスです。
本題に入るまでちょっと時間かかってますが…
これを患者さんの治療前にすると、
よく言われる言葉があります…
その言葉の返し方によっては、
患者さんの心をグッと引き寄せることが可能です!
これは後ほどお伝えしますね…お楽しみに☆
では早速、
本題に入っていきましょう!
仙腸関節と言えば…
ごめんなさい…
本題に入る前に少し説明させてください。
よく治療系の記事書くときに
コメントいただいたり、後輩から聞かれることがあります…
「どれくらいの力でするんですか?」
確かに気になると思います。
でもこれって患者さんによっても違うんです。
本当に柔らかい人は、
ちょっと押しただけでも動くのが分かります。
しかし硬い人は、
抵抗を感じてなかなか関節の動きを感じられません。
もちろん元々の体型も関係します。
痩せている人はダイレクトに
骨盤を触診できますが、
肥満気味の方は、
骨盤のまずランドマークを探すのに苦戦します。
だから力加減に関しては、
”徐々に圧力を上げ、その動き・硬さを感じるまで”
としか言いようがありません。
明確でなくてごめんなさい。
今後いい表現があれば、
またお伝えしていきたいと思います。
ちなみにAKAは…
仙腸関節!と言えば、
『AKA!』
こう思う人は多いと思います。
私は直接習ったわけではなく、
実際にAKAを習っている人から施術してもらっただけですが、
その感覚としては、
『かなり軽いテンションで離開や滑り運動を促す』
ような感じです。
誤解を恐れずに言うと、触れているだけ!という感じです。
(AKAを勉強されている方、こんなざっくりとした言い方で、ごめんなさい。)
今回、私がお伝えする内容は
しっかりと押します。
先ほども言ったようにその可動性、
柔らかさ、硬さを感じるところまでしっかりと押します!
さてやっと本題へ行きますよ…
仙腸関節の動かし方!
患者さんを背臥位に寝かせて
上から見た時、骨だけだとこういう風に見えます。
これを見て、どういう風に押していくか
想像つきますか?
もったいぶってもしょうがないので、
伝えちゃいますが、今回は…
『水平面』で考えます。
画像引用:Anatomography
水平面で骨盤だけ確認すると
このような見方になります。
さぁこれをどう動かしていくか…
ざっくり見て、この方向かな?
と思いませんでしたか?
画像引用:Anatomography
実は違うんです。
正しくは、こうなんです…
画像引用:Anatomography
いや言いたいことは分かります。
どう見たってこの前の画像は、
後内側方向を向いていますよね。
でも仙腸関節を各高さで
水平断を撮っていくと、トータルで見たとき関節面は…
『後外側』に向いています。
(良い参考画像がないため、立証できなくてごめんなさい…)
画像引用:Anatomography
ただ押してみると分かります。
患者さんの真正面からASISを手掌で包み、
押していくときに…
①仙腸関節に向かって後内側方向
②ほぼ垂直状態にベッドに向かって押す
確実に②の方が動きを感じやすいんです!
ASISを把持した時点から仙腸関節を後外側方向へ
完全に誘導することは不可能です。
しかし真っ直ぐ垂直に押すことでその動きに近づけることが可能です!
これを読んだ後に患者さんの治療する機会、
もしくは近くに家族がいる場合は試してみてください!
必ず分かります!
「あっ!動く!」
「ん?こっちは硬いな…」
「おぉ~!こういう感覚かぁ!」
絶対やってみてください!
これで仙腸関節の動きを感じるクセがつけば、
治療に応用することも可能です!
まとめると…
・背臥位で仙腸関節をみるときは水平面で感じる
・仙腸関節の関節面は後外側向き!
・押す方向はベッドに向かって垂直!
これだけ守れば、大体できます。
あっ!あともう一点!
この方法をより正確にするやり方があります!
それは…
「背中で押す」ということです。
肩・肘の力を使い、硬さをみようとすると
左右差が生じる可能性があります。
そのため上肢の各関節は固定し、
「背中で押す」イメージが重要です!
こうすることによってより正確に
仙腸関節の可動性を感じることができます!
是非、臨床で使ってみてくださいね!
追伸:
これやると患者さんのおよそ6割くらい 5割ないくらいから…
「骨盤歪んでます?」
と聞かれます。
(ちなみに私の感覚としてはです…)
この質問の返し方によっては
患者さんの心をグッと引き寄せることが可能です。
大体、患者さんは歪みとか姿勢に関しては
強い関心を持っています。
『私はそれを見れますよ~』と暗に伝えれば、
あなたの人気は少しずつ上がっていきます。
いずれは骨盤の傾きと下肢長に関しても
解説していきますね!
だから今は、
「右の骨盤が~で、左の骨盤は~」
と伝えてあげるだけでも全然違うと感じるはずですよ!
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POINT④ 仙腸関節にも?凹凸の法則からみる特徴
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