人なら誰しも…

・「もっと幸せになりたい…」

・「もっと裕福になりたい…」

・「今よりもっといい生活をしたい…」

そんな願望は持つと思います。

これ自体、全然悪いことではないし、目的や目標を持って頑張ることは非常に良い事だと思います。

しかし、幸せや成功を手に入れたいと思っていても簡単に手に入るものではありません。

またいくら努力していてもその努力の行き先が全く別の方向なら意味がありません。

そこで今回は【幸せ・成功へのカギ】はどこへ目を向ければいいのか、努力の行き先を明確にできるようお伝えしていきます。

一生懸命努力しているけど実を結ばない人やこれから努力の方向を見極めてから行動したい人など是非、読んでいただきたいと思います。

結論！全ては相手にかかっている

結論から先に伝えると、それは全て…

【相手】にかかっているということ。

ここでいう【相手】とは、病院で勤務していれば患者さんが一番近い相手になります。

他の業種で言えば、顧客であったりユーザーであったり…

ここでは大きく【相手】として表現したいと思います。

ではなぜあなたの幸せや成功が相手や患者さんによって左右されるのか…

あなたがお金を貰うのは？

たまに勘違いしている人がいるので説明しますが、あなたが毎月貰っているお給料は誰に貰っているんですか？

病院？いや違いますよ。

あなたが貰うお給料は患者さんから頂いたものですよね。

もちろん何割負担など一部ではありますが、患者さんが治療を受けにきてお金を支払ったからこそ残りの7～9割を国が負担して病院へお金が入ります。

要するに患者さんが来院してお金を支払わなければ1円たりとも病院には入ってこないんです。

病院はそのお金を集めて資金・運用したりしてその残りを職員に配っているだけです。（もちろん病院にも感謝すべき点はありますが…）

ここは勘違いしないようにしてください。

全ては患者さんが来てくださるからこそあなたはお給料が貰えるんです。

 

患者さんのこと理解してますか？

さて、あなたは今治療している患者さんのことをどこまで理解していますか？

「腰が痛い…」そこであなたの治療を受けにきます。

・どうしてその痛みが出てきたのか？

・その痛みはどのようにすれば再現されるか？

こんなことを聞くのは当たり前です。腰が痛いんですから…

そこから理学療法士なら関節可動域や筋力をみたりします。

もちろん間違いではありません。

でもこれで患者さんの事、全てが分かりますか？

技術だけではダメな理由

理学療法士の方なら一度はセミナーへ参加されたことがあると思います。

技術の研鑽は必要なものですし、続けていくべきです。

しかしなまじっか知識・技術があるが故にそれに頼り過ぎてしまう場合が良くあります。

「今まで腰の痛みにはこのテクニックが有効だったからまた使おう」

「この前、習ったテクニックを使ってみよう」

あなたがたとえどれだけ良質な知識と技術を持ち合わせても、それだけでは幸せや成功を手に入れることは難しいです。

特にテクニックなどは一律のものではなく、患者さんの症状だけにあてはめるものではないからです。

患者さんを深く理解する

だからあなたはもっと相手である患者さんを深く理解する必要があります。

腰の痛みならもっと詳細にどこが痛いかというところから、

・その人の生活スタイルについて知ったり、趣味嗜好が腰に影響していないか？

・腰に負担がかかるようなその人の癖がないか？

・痛いのは分かった。ではその痛みのせいで何が出来ないことが一番悩んでいるのか？

・この腰の痛みが解決されれば何をしたいか？

まだまだこれ以上に聞くことはありますが…

・ただ腰の痛みがどこか聞き、可動域・筋力を測り、治療する

これだけよりずっと患者さんに共感して信頼関係を築くことができ、治療の道筋を立てることも容易になります。

 

リピート・指名されない理由

ここまでの説明を聞けば、大体わかってくると思いますが、それは…

知識・技術以外に問題があるという可能性があります。

はっきり言って知識・技術がある人なんてゴロゴロいます。

そんな中でも、患者さんのことを思い、より深く知り共感して信頼関係を築いている方が患者さんにリピートされたり、個人的に指名されたりします。

そこには知識・技術だけではない人間性や本当に自分の事を思い、治してくれようとしているんだという雰囲気が伝わります。

極端に言うと…

『痛みがあり困っている人の気持ちが分かる人』になる必要があります。

あなたのその熱心な姿勢は必ず相手に伝わります。

マニュアル的ではなく、その人個人の痛みを理解し、質問に対しても一般的な回答ではなく、その人に合った独自（オンリーワン）の回答をするだけでも十分印象は違います。

・「皆さん、大体こんな感じだと思います」というよりは、

・「〇〇さんの場合、〇〇や〇〇を加味して考えるとこのような感じになると思います。」

冒頭に相手の名前を入れたりするだけでも全然受け取る側の気持ちは違うと思います。

あなたの願望は全て【相手】が叶えてくれる

結局のところあなたの「幸せになりたい」「成功したい」などの欲求は自分一人では叶えられません。

相手がいて初めて成立します。

だからそんな相手の事を常に知る必要があります。

それを怠るとただのルーティン作業です。

その先には幸せや成功がなく、ただ同じ日の繰り返しでしかありません。

しかし今より少しでも幸せや成功に近づきたいなら、知識や技術の研鑽の前に目の前にいる相手の事をよく知り、その人のために必死に考える。

もし結果が出なくても相手にその熱意が伝わります。

何よりも治療では知識と技術が大事だと思っていた人は是非、この部分を磨くだけでもガラッと自分のセラピスト人生が変わるのが分かると思いますよ。

 

まとめ

お金は患者さんから頂いている

マニュアル的でなく、患者さん一個人を知る

全ての願望を叶えてくれるのは患者さんである

 

いかがだったでしょうか？

誰でも「幸せになりたい」「成功したい」とは思うものです。

そのために必死でセミナーへ行ったりして努力しています。

しかしその努力を生かすも殺すも自分次第です。

ただセミナーに行けば幸せになったり成功したりするわけではありません。

そこからひと工夫ないと皆とは違うものを手に入れることはできません。

そのためにもまず目の前の患者さんに全力でぶつかってください。

全てはそこからです。

是非、あなたもそこからスタートしてみてください。

きっと自分の人生が変わることが実感できると思いますよ。

それでは今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。