可愛い後輩可愛い後輩

せんぱ~い…

膝蓋下脂肪体って知ってますか?

理想の自分理想の自分

あぁ聞いたことあるよ。

あの膝蓋腱の下で半月板の前にある脂肪のことだよね。

知っている知ってる

可愛い後輩可愛い後輩

さすがせんぱいですね☆

でも膝蓋下脂肪体って何のためにあってどんな機能障害に繋がるんですか?

理想の自分理想の自分

えぇーっとまぁ脂肪だからクッション作用みたいなものなんじゃないかな?

機能障害で言えば、膝伸展時に圧縮されるから伸展時痛とか可動域制限にも繋がると思うんだけど…

可愛い後輩可愛い後輩

あぁ!そういうことですね!

さすがせんぱいですねっ☆

ありがとうございます☆☆☆

理想の自分理想の自分

あぁ…(こんなのでよかったのかな…)

理学療法士の会話としては普通によくあるものだと思います。

 

後輩の疑問を先輩理学療法士が自分自身の知っている情報を教える。

 

でもこれってとても危険なことだと思うんです。

いや言い回しが弱いです。

大変危険なことなんです!

 

これは私自身の実体験なんですが、このような状態になると成長が止まります

確実に止まります

 

今回、後輩に質問をされたことをきっかけに自分自身を戒めるきっかけになったのであなたにシェアしたい思います。

これを読んだあなたは私のような間違いを犯してはいけませんよ!

私の失敗をもとにあなたは正しい道を歩んでいってください!

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「知ってる」「分かってる」は超危険!!!

極論で言えば、これです。

先ほどの例で言えばこうなります。

 

「膝蓋下脂肪体って〇〇だよ!」

「膝蓋下脂肪体の機能障害って〇〇だよ!」

「膝蓋下脂肪体については〇〇くらい知ってた方がいいよ!」

 

質問されたことを良い事にいい気になっていました…

 

ハッキリ言って『知ってる』『分かってる』『出来ている』と思った瞬間に…

成長は止まります!確実に!

 

考えたらすぐにわかりますよね?

学びに終わりってないんです

 

だから「100%理解した!」ってことは確実にありません。

調べれば調べるほど色々な情報が出てきます。

 

例えば【膝蓋下脂肪体】なら…

・膝関節のクッション(衝撃緩衝)作用

・膝関節の空間を埋める安定化作用

・膝関節の屈伸機能を維持する滑り作用

・膝関節の固有受容感覚機能

・ホルモン的作用(詳細は不明ですが…)

・膝関節の圧力検査機能

 

恐らくもっともっと調べればまだまだ出てくるんだと思います。

しかし先ほど後輩に伝えた内容は自分が調べた内容の1/5も伝えられていませんでした

もちろん後輩には後から「調べたらこんなことも載ってたよ~」と教えましたよ。

 

だから本当に学びに終わりってないんです。

それが理学療法士ならなおさらです。

だって100%確実な答え(治療法)とかがあるわけではありませんから。

 

結果が出てきた時ほど要注意!!!

そう。ちょっと治療がうまくいきだした時ほど注意が必要なんです。

それはなぜか?

ここまで読んでいれば何となく分かりますよね。

 

「自分は出来てる!もうこれで大丈夫だ!」

「とりあえず周りの人より色んな事を知っている!」

「こうした時、こうすれば結果出るのか!OKOK!もう余裕だ!」

 

こう思った時から成長は止まります

完全に過信している状態なんです。

それと同時に起こっていること気づきましたか?

これって誰にフォーカスされていますか?

 

そう、自分ですよね。

 

いつまでも治療効果は単発的で結果が出ない人は【自分にしか】フォーカスしていないんです。

治療するのもコミュニケーションとるのも相手がいてこそ成り立ちますよね?

 

それをいつまでも【自分にだけ】フォーカスしていてどうするんですか?

そして相手と比較して情報・知識量の多さだけで比較してどうするんですか?

それにあなたが「知っている!」と思っていることもまだまだ浅はかな知識でしかありませんよ?

 

もしあなたが本当にそのことを理解し、分かっているならバンバン治療結果は出ているはずだし、セミナー講師として引っ張りだこなはずです。

もしそうじゃないならただの過信です。

 

ちょっとキツい言い方かもしれませんがこれが自分を成長させるために知っておかなければいけない事なんです。

100%理解した!ってことはこれからもほとんどありえません。

もし…

 

「もうこれで〇〇のことはわかったぞ!」

「あぁ!それ知ってる知ってる!」

「もうそんなこと、出来てるし!」

 

こう思ったときは※要注意※だと思ってくださいね。

 

どうすればもっと成長できるか…

人間って基本的に怠け者なんです

面倒なことは避けたいし、やりたくない…

私だってそうです。極力ストレスのかかるようなことはしたくない。

 

しかしそこに成長の糸口があるんです

人がもっともっともーーーーーっと成長するためには…

 

居心地の悪い場所にいること

 

これが重要なんです。

それは何故か?

 

人は自分が感じる不快な状況を打破すべく、努力し行動するときが一番成長できるからです

 

例えば、入職1年目の時と入職5年目の時の成長のスピードってどちらが早いと思いますか?

そう、あなたが想像した通り入職1年目の時ですよね。

 

答えは先ほど書いた通り、入職1年目はとにかく初めての環境で居心地が悪いんです

だから毎日いろいろなことを学び、成長し、快の状態になるまで頑張って努力するんです。

 

そう考えると、あなたがもっと成長したい!と思うなら…

居心地の悪い場所へどんどん飛び込んでいくことが重要になってきます。他にも…

 

・ストレスのかかる場所

・自分より圧倒的にレベルの高い人たちがいる場所

・自分にとってとても辛い環境

・今までの自分だったら居ないであろう環境

 

こんな環境に飛び込んで努力できればあなたはもっともっと成長できます!

必ずできます!!

 

 

もちろんこれを読んだだけでは成長できません。

成長するための簡易的なアドバイスだと思ってください。

是非、あなたが新たな成長を求めてチャレンジすることを願っています

 

ちょっとまとめますね。

・「知ってる」「分かってる」は成長を止める!

・結果が出てきて天狗になっているときは要注意!

・成長したいなら”居心地の悪い場所に飛び込む”

 

もしあなたが”ドキッ”としてくれたら有難いですね。

気づきを与えることができたのなら私も嬉しいです。

それでは今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。