下腿以下のトラブル、例えば…

足関節の底・背屈制限やそれに伴う痛み、下腿全体に起こる浮腫など

下腿以下に起きるトラブルは挙げていけばたくさんのものがあがってくると思います。

そんな中で今回は…

骨間膜脛腓関節モビライゼーションについて

焦点を当てて解説していきたいと思います。

皆さん、脛腓間の骨間膜の治療していますか?

またどんな評価されていますか?

すでに治療されている方もまだ治療対象にされていな方も

きっと臨床で役立つ知識になると思うので読んでいただきたいと思います。

 

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骨間膜の解剖

脛腓関節は脛骨外側顆と腓骨頭間を結ぶ平面関節であり、

前方は前腓骨頭靭帯、後方は後腓骨頭靭帯で結合されています。

また遠位前方は前脛腓靭帯、遠位後方は後脛腓靭帯によって形成されています。

その間に骨間膜が張り巡らされている状態です。

 

 

特徴1 骨間膜には流れがある

下腿骨間膜は脛腓間を膜線維で繋ぐ役割がありますが、

そこには骨間膜の流れの方向性があります。それが…

外尾側方向です。

簡単に言えば前脛腓靭帯や後脛腓靭帯と同じ流れをしています。

これは脛腓間のモビライゼーションをする上で

重要な知識であり、これを無視してモビライゼーションすることはできません。

 

 

特徴2 脛腓関節の関節面

脛腓間を離解して脛腓関節の関節面をみると…

前下方を向いています。ということは…

腓骨頭が下方に行くときは…前方へ動く

腓骨頭が上方へ行くときは…後方へ動く

ということになります。

 

これだけでも脛腓関節のモビライゼーションを考えて行えます。

でもなぜ脛腓関節のモビライゼーションするんですか?

そこから考えないといけません。

一番には足関節の可動性改善目的でしょうか。

足関節は天蓋を脛腓が覆っているため確かに関係してきます。

しかし他にも骨間膜の特徴を捉えればいくつかの意味を見出せます。

 

 

動静脈の通過孔

あまり知られていないかもしれませんが、脛腓間の骨間膜には…

動静脈を通す孔が2つあります。

一つは骨間膜上方に…

前脛骨動・静脈裂孔

もう一つは骨間膜下方に…

腓骨動・静脈裂孔が存在します。

 

腓骨動静脈の絞扼

その中でも私が着目しているのは腓骨動静脈の方です。

腓骨動脈は後脛骨動脈から分岐して骨間膜を通過してきます。

そのため元をたどれば膝窩動脈から始まっているんです。

だから脈診をするときはよく膝窩動脈と後脛骨動脈をとりますよね?

そこに拍動の差がないのに足に症状が出る場合は…

どこかでの絞扼…つまりは、

骨間膜での腓骨動静脈の絞扼が考えられるかもしれません。

 

 

こうやって考えればいくらでも考え方は広がっていきます。

しかしそのためには解剖学をしっかりと理解しなければいけません。

これの知識が下腿以下の症状をみる時に役立っていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。