タイトルにもあるように肩甲骨って本当に重要なんですよね。

いつも日の目を浴びるのは肩甲上腕関節で陰日向に隠れている印象のある肩甲胸郭関節ですが、重要なんです。

じゃどう重要なのかを今回“肩甲胸郭関節と肩甲上腕関節の4つの違い”からみて最後には『あ~肩甲骨って重要だわぁ』と思っていただきたいと思います。

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是非ご興味のある方は読み進めていただきたいと思います。

 

 

 

違い1 ~的関節

肩甲上腕関節は『解剖学的関節』であるのに対し、肩甲胸郭関節は『機能的関節』です。

解剖学的関節:骨と骨が接近し関節包や靭帯などによって肩関節の内圧を保ち、支えら

れる関節であり肩関節に限れば胸鎖関節と肩鎖関節もこれに含まれる。

機能的関節:骨と骨も多少離れており、形も適合性という観点で解剖学的関節からみる

と不整だが、筋肉や靭帯に支えられて関節を構成している。

肩峰下関節(第2肩関節)、烏口鎖骨機構もこれに含まれる。

このような説明になるでしょうか。

もちろん肩関節の動作時にはすべてが調和し、動かなければいけません。

 

 

違い2 トラブルの違い

肩甲上腕関節は腱板損傷・断裂や関節唇損傷など関節やそれに付随する外傷などが多く、重症化しやすいのが特徴的である。

肩甲胸郭関節は筋肉系のトラブルが多く、慢性化するリスクはあるが重症化することは肩甲上腕関節に比べて少ないと考えられる。

 

 

違い3 筋肉

肩甲上腕関節は4つの腱板により求心性を保つがそれほど強力ではない。

肩甲胸郭関節は約15種類の肩甲骨を固定する筋肉がついており、その筋肉の長さからボリュームまでみても強力である。

 

 

違い4 手術

肩甲上腕関節は先ほど説明した腱板損傷・断裂や関節唇損傷などの縫合や再建が必要になる手術や上腕骨まで含めれば人工骨頭など様々な手術対応の疾患がある。

肩甲胸郭関節は手術適応がほとんどない。

 

 

以上の“肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の違い”を見ていけば自ずと肩甲骨の重要性、そして手術適応がほとんどないことからもリハビリを行うことがいかに重要か伝わりましたかね。

特に肩関節周囲炎などの非外傷性疾患は僕らリハビリを行う者の介入がとても大切になってきます。

今、臨床で悩まれているあなたの役に立てればとても嬉しく思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。