おそらく自分のかかとの痛みは足底筋膜炎なんだけどなかなか良くならない…
毎日、足底筋膜炎に対するストレッチしてもなかなか効果が出ない…
かかとの痛みが全然良くならないから我慢してる…
あなたもこのようなお悩み抱えていませんか?
確かにストレッチだけして良くなる方もいればそうでない方もいます。
その理由は足の形・状態にあるかもしれません…
足底筋膜炎になった原因がオーバーユースなら安静にしていたり、ストレッチでも解消されるでしょう。
しかしその原因が足の形、状態にあるとすればストレッチだけでは解消されません。
今回は足底筋膜炎で悩まれているあなたにストレッチではなく、筋肉を鍛えて足の形・状態を変化させ、足底筋膜炎の痛みを少しでも和らげられるような方法までお伝えします。
是非、足底筋膜炎で悩まれている方は読んでいただきたいと思います。
足底筋膜炎で避けたい足の形・状態
それは【偏平足】+【指の反り】です。
これらが足底筋膜炎に及ぼす影響は以前も…
ここでも解説しています。
復習のためにも簡単にご説明します。
偏平足
本来、人間の足の構造上アーチが形成されていれば体重をかけた時にそこが衝撃吸収される仕組みになっています。
しかし偏平足になるとそのアーチ構造が崩れて衝撃吸収できなくなります。
そうすると足の裏、一番底にある足底筋膜に負荷がかかり、痛みが生じるというわけです。
指の反り
足底筋膜はかかとから指の付け根の関節を越えて指の骨に付着します。
そのため足の指が反ってしまうことで足底筋膜は引っ張られて痛みが生じてしまいます。
一番避けたいのは…
この2つの条件【偏平足】+【指の反り】が重複すること
もしこの2つの条件が重複している状態で運動をしても足底筋膜炎を起こす可能性は高くなる上にストレッチだけしていても痛みを解消できる可能性は低いです。
そのため今回提唱したいのは…
ある3つの筋肉を鍛えることでこの偏平足と指の反りを予防・改善させることです!
とその前に…
なぜアーチが下がってしまうのか?
これをまず知っておかなければいけません。
まず大きく分けて2つ!【先天性】と【後天性】に分かれます。
先天性偏平足
これは生まれた時から偏平足がずっと形成されたままの状態であることを言います。
原因は遺伝的要素が大きいようですが、日常生活上問題のない場合も多いようです。
後天性偏平足
これは先天性偏平足に対してアーチ構造が形成されていた状態から色々な原因により偏平足になることを言います。
その原因は様々で筋力低下や体重増加、過度な運動による筋肉の発達、外傷によるものなどが挙げられます。
その中でも今回着目したいのは…
筋力低下による偏平足の形成です!
なぜ指が反ってしまうのか?
何度も結論の前に間に挟み込んでいますが今度はアーチ構造に続いてこれについても簡単に説明します。
しかし指が反ってしまうのは環境により作り出している場合が多くみられます。
例えば…ヒールを履く、足に合わない靴を履くなど
これらが環境により指の反りを作り出しています。
他にも環境以外でいえば…
足の甲を走る筋肉が過剰に引っ張ること、もしくは足の裏を走る筋肉が弱いことでも指の反りを形成することもあります。
【偏平足】と【指の反り】を改善しよう!
何度も言いますが、この2つが組み合わさっている状態は足底筋膜炎において最も避けたい状態であるということです。
それを改善するために重要なある3つの筋肉が…
後脛骨筋・長母趾屈筋・長趾屈筋
になります!それぞれ説明していきます。
後脛骨筋
ふくらはぎの筋肉の中では一番深いところに位置している筋肉です。
アーチ構造を形成する上では最も欠かせない筋肉であり、シンスプリントとも関係性が深いとされています。
長母趾屈筋
画像引用:Anatomography
親指につく筋肉ですが、この3つの筋肉の中では最も外側から筋肉がスタートします。
長母趾屈筋は親指のみの指の反りを制限する役割があります。
またこの筋肉は他の2つの筋肉とは走行が異なり、踵の真後ろを通過するため、足首の動きにも大きく関与しています。
長趾屈筋
画像引用:Anatomography
この筋肉は足裏で4つの腱に分かれ、それぞれの足先まで付いています。
親指以外の4つの指の反りを制限している点でいえば最も重要な筋肉であるとも言えます。
3つの筋肉の果たす役割…
それはもちろん…
・足底アーチを上げる
・指の反りを抑制する
それ以外にも…
・足関節の運動を円滑にする
・シンスプリントの予防にもなる
・ふくらはぎ深部の循環改善に役立つ
など様々な効果が考えられます。
3つの筋肉を同時に鍛える方法
簡単に言えば”つま先立ち”になります。
しかしこの3つの筋肉をより効果的に鍛えるためにはポイントがあります。
①壁に向かって立ち、手を壁につきます。
②足は肩幅より少し狭めにとります。
③そこからゆっくりとかかとを上げます。
④その後、かかとを外側へ移動させます。
ポイントはここです!
この3つの筋肉はこのかかとを外側に移動させることでより効果的に筋肉の収縮を促します。
⑤およそ15秒ほど続けたらゆっくりとかかとを床におろします。
⑥これを5~10回ほど繰り返します。
これが3つの筋肉を同時に鍛える方法になります。
そしてこれが足底筋膜炎に対する治療法にもなります!
まとめ
偏平足と指の反りは足底筋膜炎の大敵!
偏平足は筋力低下により起こりやすい!
指の反りは環境により影響を受けやすい!
ポイントは後脛骨筋・長母趾屈筋・長趾屈筋!
かかと上げの際、かかとは外へ逃がすと効果的に鍛えられる!
いかがだったでしょうか。
足底筋膜炎に偏平足と指の反りが重複していると難渋してしまうことが理解できましたか?
またそれを改善するためには3つの筋肉、後脛骨筋・長母趾屈筋・長趾屈筋が重要であること、そしてそれを鍛えるポイントもわかりましたか?
一言に足底筋膜炎と言っても色々な原因が存在します。
できるだけ痛みを放っておかず、早めに対処され、痛みない快適な生活を送ってほしいと思っています。
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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