可愛い後輩可愛い後輩

せんぱ~い…

ちょっといいですか?

理想の自分理想の自分

ん?どうした?

浮かない顔して。

可愛い後輩可愛い後輩

あの~患者さんが私の話、聞いてくれないんです…

理想の自分理想の自分

そうなんだ。それは辛いね…

ところで何の話を聞いてくれないの?

可愛い後輩可愛い後輩

一番は自主トレです。

これを次、来るまでにやっていてください。

と言っても全然やってきてくれないんです。

たまにはちゃんとしてきてくれる人もいるんですけどね…

理想の自分理想の自分

あ~分かる。

俺もそんな経験したことあるよ。

あれはホントにイラっとするよね。

じゃ~さ、その悩み解決できる方法

教えてあげようか?

可愛い後輩可愛い後輩

ホントですか!☆

嬉しいっ!!♡

理想の自分理想の自分

それはね…

以前も…

教えた自主トレは大体してない……理学療法士のあるある話【vol.30】

この記事の中で

患者さんが自主トレを行って、

上手くいった事例

上手くいかなかった事例を挙げて

上手くいく方法を解説しています。

 

しかし今回は

上手くいくいかないのさらに前段階!

やる・やらないに着目します。

 

これは自主トレのみならず、

相手に何らかの行動を促す時に

とても重要な考え方、心理学になっています

 

これを知れば…

・相手にすんなり行動させることができる

・人の心に響く話の仕方が分かる

・話の進め方の手順が分かる

 

逆にこれを知らないままだと…

いつまで経っても患者さんは

あなたの思うように行動してくれないし

うまくいきません。

そしてイライラします

 

それを解消したいなら

是非この続きを読んでみてください。

 

きっとあなたの役に立てることと思います。

 

あと是非、

「あの患者さんはこれかな?」

「自分はこれかな?」

と考えながら読み進めてみてくださいね!

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人間の4つの行動タイプ

簡単に言えばコレなんです。

人は4つの行動タイプに

分類することができるため

それぞれに響く言葉を与えると

簡単に行動するようになるんです。

 

その4つの行動タイプとは…

1、なぜタイプ

2、何タイプ

3、どうやってタイプ

4、今すぐタイプ

 

大きく分けてこの4つのタイプがある

とされています。

 

それでは早速、

一つずつ簡単に説明していきますね。

 

1、なぜタイプ

この”なぜタイプ”は行動することに

意味や理由を求めるタイプです。

 

何でこの自主トレをしないといけないのか?

もししなかったらどうなるのか?

 

端的に言うと、

メリット・デメリットに非常に左右されます

 

だから、

「これをすると背骨の動きが良くなります」

「背骨の動きが良くなると体にかかる衝撃を吸収できるようになるんです」

「体にかかる衝撃が吸収できるようになると一ヵ所にかかっていた負荷が分担されて痛みが減るんです」

メリットを教えたり、

 

「これをしないと背骨は硬くなります」

「背骨が硬くなると体にかかる衝撃を吸収できなくなります」

「体にかかる衝撃を吸収できなくなると今痛みのある部分にもっと負荷がかかり、痛みが増悪する可能性があります」

デメリットを伝えたり、

 

こんな感じにメリット・デメリットを

提示するだけで行動してくれます。

 

2、何タイプ

この”何タイプ”の方を行動させるためには

徹底的なデータや裏付けが必要です。

 

・効果を出すことができる理論的背景

・これまで蓄積されたデータ

・成功した事例

・どれくらい前から実施されてきたものか

 

こういう裏付けがないと

全く行動しないタイプがこれに当たります。

 

逆に言うと、これらの情報があればどんどん

相手の行動意欲を高めることもできる

ということも言えます。

 

3、どうやってタイプ

この”どうやってタイプ”は行動する前に

やり方や方法を求めるタイプです。

 

ちゃんとした方法を教えることができれば

最低、理詰めがなくても行動してくれます。

 

例【ブリッジエクササイズ】

1、仰向けになった状態で膝を90°程度曲げる

2、その際、胸の前で手を交差させ、組む

3、息を吸いながらお尻を上げる

4、その際、体と足が一直線になる程度の高さにとどめる(無理にやりすぎると腰への負担増)

5、お尻を下す際はゆっくりとおろす

6、痛みを感じることなく出来る場合は5~10回を3セット、一日に3~5回程度行う

 

この説明に納得しないPTも

いるかもしれませんが、それは

一旦置いといて…

 

この”どうやってタイプ”の方は

「お尻上げしててください」

では行動できません。

 

このようにやり方・方法をしっかりと

教えることで初めて行動してくれるんです。

 

4、今すぐタイプ

この”今すぐタイプ”の方はすでに

行動する意欲が高く、今まで説明してきた

1~3のような徹底した説明は要りません

 

「今あなたはこれをやるべきです」

 

そう伝えるだけで行動します。

この方はとりあえず教えてもらったことを

やってみて、ダメだなら次の方法と…

切り替えが早い事も特徴の一つです。

 

だから

「どうすればいいですか?」

「私、何をすればいいですか?」

と矢継ぎ早に求めてくる人には、端的に

「〇〇をしてください!」

と伝えてあげてください。

 

これだけで”今すぐタイプ”の人は

自分で調べたりして行動を起こすタイプです。

 

 

まとめ

1、”なぜタイプ”にはメリット・デメリット

2、”何タイプ”には徹底した裏付けの提示

3、”どうやってタイプ”にはやり方・方法

4、”今すぐタイプ”には行動の後押し

 

実際にはこの患者さんがこのタイプで…

というのを見分けるのは非常に難しいです。

 

だから1~3に関しては準備が必要です。

4に関しては自信をもって後押しする事が

重要です。

 

ちなみにこの

”なぜ”⇒”何” ⇒”どうやって”⇒”今すぐ”

この順番は割合が多い順番でもあります。

 

だから完璧に行動させたいときは…

”なぜ”⇒”何” ⇒”どうやって”⇒”今すぐ”

この順番で説明すれば大丈夫です!

 

 

この4つの行動タイプを活用して

患者さんに行動させる事で、成功体験に導き

あなた自身が患者さんから信頼を得られます

 

これがまた仕事の楽しみにも

繋がっていくので是非活用していただけたら

嬉しいです。

 

それでは今日も一日、

頑張っていきましょう!!!