そもそも”腸腰靭帯”って知ってます?

 

そうそう!

”腸骨””腰椎”を結んでいるあの靭帯です!

 

今回のその”腸腰靭帯”について書いていきます!

 

とはいえ、7ヵ月ぶりのブログ更新…

ちょっと緊張してます!

 

が!

少しでもこの記事を見てくださった方が、

 

『お~この記事面白かったなぁ』

『へぇ~そぉなんだぁ~』

『他の記事も読んでみようかな?』

 

と思っていただけるように頑張って

書いていきたいと思います!

 

ということで、今回は”腸腰靭帯”を中心に

お話ししていきますが、この記事を

読み終えたころには…

 

・腸腰靭帯の役割を理解できた!

・腸腰靭帯と関係のある部位が分かった!

 

となっているはずです!

 

しかしここで読むのをやめてしまえば…

腰痛治療に重要な”腸腰靭帯”の役割を理解できず、

無知なままで治療に臨まなければいけないかも

しれません…

 

それはあなたにとっても損ですが、一番の被害者は

患者さんになる可能性だってあるんです?

 

そんな恐ろしいリスクを負ってまで

ここで読むのをやめますか?

どうしますか?

 

と、脅してみましたが…

本当はこんな悪い性格ではないので、

どうか嫌いにだけはならないでください…

 

根は真面目な男なんです…涙

 

というわけで!(何がというわけで?)

早速本題へと入っていきましょう!

”腸腰靭帯の3つの秘密”ご紹介します!

 

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”腸腰靭帯”の解剖

【腸腰靭帯】

起始:L4、5横突起

停止:腸骨稜

作用:仙腸関節の固定

 

とても簡潔明瞭ですが、これが”腸腰靭帯”の

基礎解剖です。

 

ちなみに作用に仙腸関節の固定とありますが、

”腸腰靭帯”以外にも仙腸関節の固定に作用する

靭帯、他に何本あると思いますか?

 

答えは…4本!(以上あると思います…)

(ちょっと自信なくてすみません…)

 

私が調べた限り、他には…

・仙結節靭帯

・仙腸棘靭帯

・前仙腸靭帯

・後仙腸靭帯

この4本は確実に仙腸関節を固定する作用が

あるようです。

是非、合わせて覚えておいて下さい。

(他にもあった場合、今後追記していきます!)

 

さてさてちょっと脱線しましたが、

”腸腰靭帯の1つ目の秘密”です。

 

秘密① 腸腰靭帯は2束ある!

そうなんです!

腸腰靭帯って2束に分かれているんです!

 

あなたは、腸腰靭帯 = 1本

だと思っていませんでしたか?

 

実は2束に分かれてるんですよね~。

初耳でした?

でもさらに言うと…

文献や教本によっては3束と書いてあるものも

あります。

 

ただ!

本質的には同じことを語っているので、

そこは理解しておいてください。

 

ではそれぞれ解説していきます。

 

【腸腰靭帯 線維①】

起始:L4横突起

停止:腸骨稜

特徴:線維が外側後下方に伸びる

   骨盤後傾位で伸張される

   腸骨の動きと関係性が強い

 

【腸腰靭帯 線維②】

起始:L5横突起

停止:腸骨・仙骨前面

特徴:線維が外側後下方に伸びる

   骨盤前傾位で伸張される

   仙骨の動きと関係性が強い

 

まずは、

腸腰靭帯は2束ある!」が一つ目の秘密です。

 

では続いて…

 

秘密② 伸張肢位が正反対!

※これは矢状面から観察したときの理論です※

 

先ほどの解剖学でもすでに触れましたが、

2束の腸腰靭帯はそれぞれ伸張される肢位が

異なります。

いや正反対なんです!

 

それぞれの線維束は外側後下方に伸びると

解説しましたが、角度に違いがあるんです。

(起始・停止が異なるので当たり前といえば…)

 

しかしこの角度が何度かというまでは

詳しく分かりませんが…

それを前提として…

 

・L4線維束は後方への角度が大きい

・L5線維束は後方への角度が小さい

 

そのため…

 

・L4線維束は骨盤後傾位で伸張

・L5線維束は骨盤前傾位で伸張

 

”されやすい”とされています。

あくまでも”されやすい”ということです。

 

これは矢状面での解剖学的角度によって

導き出される伸張肢位で一つの参考として

考えるのにはとても参考になります。

 

秘密③ 対応する骨が違う!

これも先ほど簡単に述べましたね。

 

・L4線維束は腸骨

・L5線維束は仙骨

 

それぞれに対応しています。

『だから何?』となるかもしません。が!

 

私が言いたいのはそれぞれ機能障害が及ぶ範囲に

言及したいという事。

要するに…

 

・腸骨機能障害 = L4機能障害

・仙骨機能障害 = L5機能障害

 

と発展する可能性があるということです。

これはもちろんどちら側が発信になるかは、

分かりません。

 

腰椎側かもしれないし、骨盤帯側かもしれない。

 

だからこのように機能障害は組織を通して

伝播する可能性があるということです。

 

そしてさらに深掘りすると…

L5線維束は仙骨に付着すると書きましたが、

ケースによっては仙腸関節をまたぐものも

あるようです。

 

すると骨だけでなく、仙腸関節機能障害との

関係性もなくはないというわけです。

 

理解できましたか?

ここまで簡単にまとめてみると…

 

秘密① 腸腰靭帯はL4(上方)線維束と

   L5(下方線維束)の2束に分かれる

秘密② 腸腰靭帯の付着角が異なるため

   伸張肢位が正反対である

秘密③ L4線維束は腸骨、L5線維束は仙骨

   それぞれに対応している

 

このような感じになります。

 

まぁ結局何が言いたいかというと、

まず腸腰靭帯を正確に知る!

その上で腸腰靭帯だけを見ない!

 

腸腰靭帯が関与する腰椎・骨盤帯は

他の神経系や内臓との関係も深いですよね。

 

そこまで思考を巡らせることが出来れば…

と考えてました。

 

ということで今回の記事は以上です!

 

『お~この記事面白かったなぁ』

『へぇ~そぉなんだぁ~』

『他の記事も読んでみようかな?』

 

となりましたかね?

ちょっと久しぶりで心配でしたが、

何とか書くことができてホッとしてます。

 

これからもまた色んな記事アップしていくので

是非ご覧ください!

 

最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました!

 

そして是非こちらもご覧ください!

腰椎・骨盤帯治療のヒント!