ふくらはぎの痛みって歩いた時に感じる痛みから重だるい感じなど様々な症状があります。
それぞれに痛みが出た原因が大体わかる方もいれば、何にもしていないのにふくらはぎに痛みが出てきたと思う方もいると思います。
そんな折にインターネットを使い、”ふくらはぎの痛み”について調べてみますが、なかなか自分のふくらはぎの痛みとマッチしないものも多いと感じているかもしれません。
でも大丈夫です!
このサイトではあなたのふくらはぎの痛みの場所別に痛みの原因を解説していきます!
そして最終的にはあなたのふくらはぎの痛みの治療への足ががりになれれば嬉しく思います。
ふくらはぎ全体の痛み
可能性1 コンパートメント症候群
ふくらはぎは脂肪が少なく、筋肉の密集地帯でもあります。
この筋肉の密集地帯でもあるふくらはぎ内の圧力が上昇し、痛みを起こすのがコンパートメント症候群になります。
このふくらはぎ内の圧力が上昇する原因として過度の筋疲労、ふくらはぎでの内出血、手術後の固定などにより起こる可能性があります。
基本的には原因に対する治療を行うことで症状は改善しますが、症状がひどい場合には手術適応になり、ふくらはぎの筋肉を覆う筋膜切開が行われることもあります。
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可能性2 肉離れ
ふくらはぎの肉離れはふくらはぎの筋肉を構成するヒラメ筋と下腿三頭筋という筋肉に頻発します。
主な原因は筋肉への急激な負荷(ジャンプ・跳躍動作など)ですが、他にも運動前のストレッチ・柔軟不足によるや反対の筋肉とのアンバランスによるものもあります。
重症度により治療は異なりますが、基本的に歩ける程度の軽傷例では安静にした状態でアイシングを行うとよいです。
可能性3 疲労骨折
痛みとしては局所に起こる場合もありますが、ここで解説させていただきます。
疲労骨折はスポーツ選手やスポーツ愛好家の方が起こしやすい骨折の一つです。
原因は慢性的にかかり続ける骨へのストレスになります。
しかし疲労骨折の初期はレントゲンにも映ることがないため発見が遅れたりする場合もあります。
病院を受診してもわからず、痛みが続く場合にはまず運動を中止しましょう。
可能性4 こむら返り
こむら返りは筋肉の痙攣のようなものです。
こむら返りの原因は様々考えられており、筋疲労や脱水などが代表的です。
まずは緊張した筋肉をゆっくりと伸ばし、こむら返りが治まった後にしっかりと水分補給なり、対処することが大切です。
可能性5 偏平足
偏平足というだけでもふくらはぎの痛みに繋がります。
偏平足では足のアーチ構造が崩れ、それを補うべく、ふくらはぎの筋肉が代償することでふくらはぎの痛みが起こります。
むしろこの場合には痛みというより筋疲労による重だるさが主症状になることの方が大きいです。
この場合の原因は偏平足にあるためふくらはぎに直接治療を行っても原因治療にならない場合が多いです。
可能性6 深部静脈血栓症
脅すつもりはありませんが、放置していると死にも繋がりかねない症状の一つです。
発症する多くの方は60代以降の方で手術後の合併症として有名です。
若い方ではエコノミー症候群として聞いたことがあるのではないでしょうか。
基本的には長時間動かない状態が続くと血液が固まり、血栓となり、それが肺などに飛んでしまうと肺塞栓を起こし、死へと陥れる可能性もあります。
長時間動かない状態で足が腫れてきて、皮膚も赤黒くなり、痛みがあるときは無理に動こうとはせず、救急や助けを求めた方がよい疾患になります。
ふくらはぎ上側の痛み
可能性7 筋肉からの関連痛(ヒラメ筋)
このヒラメ筋の緊張による痛みはふくらはぎの上側に痛みを引き起こします。
関連痛とは痛みのある部位とは違う筋肉のツボのようなものでしっかりと押さえることができると痛みを再現できることができます。
痛みを再現できることができればこのヒラメ筋を治療していくことでふくらはぎの痛みが和らぎます。
ふくらはぎの痛みの原因は○○筋?特徴的な3つの違いとその治療法!
可能性8 筋肉からの関連痛(足底筋)
今度は足底筋という筋肉による関連痛です。
ヒラメ筋と比べれば少し痛みの範囲が狭いです。
しかし基本的には比べることが難しいため、ヒラメ筋と足底筋は両方試してみる方が良いと思います。
ふくらはぎ下側の痛み
可能性9 アキレス腱移行部損傷
この部位での痛みは筋肉からアキレス腱へと移行する部分の損傷のため肉離れと診断されることが多いです。
基本的には肉離れと同じような原因でよく中年の方に発症しやすいためストレッチや柔軟不足からの運動で起こることが多いとされています。
また対処法としても安静を第一にアイシング処置が大切になります。
可能性10 アキレス腱炎
アキレス腱炎はふくらはぎの下になるためよく混同されやすいため記載しておきます。
ここはアキレス腱にかかる過度な負荷による損傷やアキレス腱を守っている滑液包という潤滑油のようなものが入っている袋が炎症を起こすことを指します。
基本的には炎症が起こっているため炎症を抑えるためのアイシングが一般的です。
可能性11 筋肉からの関連痛(後脛骨筋)
ふくらはぎの下側に痛みを放散する筋肉は後脛骨筋になります。
この後脛骨筋はふくらはぎの筋肉の中でも特殊で筋肉全周を骨か筋肉により覆われています。
そのため他の筋肉から圧迫されることにより、循環障害を起こして筋肉が硬くなり、関連痛を引き起こすことがあります。
ふくらはぎ内側の痛み
可能性12 シンスプリント
シンスプリントは走ることが中心のスポーツをよく行う10~30代の方によく頻発します。
原因の多くはオーバーユース、過度な使い過ぎ、過度な負荷であることが言われています。
このシンスプリントは先ほどの後脛骨筋の関係性も深く、疼痛を誘発することが知られています。
適切な対処によりシンスプリントは良くなります。
シンスプリントの治療法に関しては今後アップしていく予定です。
シンスプリントを自分で治す!7分でできる5つのシンプル治療法!
シンスプリントかな?と思った時に3分でできる5つのチェックポイント!
可能性13 筋肉からの関連痛(腓腹筋内側頭)
この腓腹筋は内側頭と外側頭に分かれ、それぞれ関連痛を引き起こします。
そのうちふくらはぎの内側に痛みを引き起こすのは内側頭になり、これに関しても筋肉を押して痛みを再現できれば治療対象となります。
可能性14 伏在神経
腰から出てくる神経の一つで膝の内側からふくらはぎの内側まで痛みがあります。
この神経の特徴は痛みのあるふくらはぎを押しても痛くないことです。
原因は伏在神経の通り道である筋肉のトンネルで絞扼されることが多いためここでの絞扼を解除することが直接治療法になります。
ふくらはぎ外側の痛み
可能性15 腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは腰から出る神経が圧迫されて痛みや痺れが起こることは承知の事実だと思います。
そんな腰椎椎間板ヘルニアは足の外側に痛み・痺れを感じることが多いとされています。
腰椎椎間板ヘルニアになるとそれ以外にも筋力低下や感覚障害を起こすため、これが絡んでいたら即座に病院受診しましょう。
腰椎椎間板ヘルニア由来の痛みの場合、椎間板による神経の圧迫のため手術が必要になるケースもあります。
ふくらはぎの痛み・痺れは腰が原因?症状の鑑別と治療法をご紹介!
可能性16 筋肉による関連痛(腓腹筋外側頭)
先ほど説明した腓腹筋の今度は外側頭による関連痛になります。
これももちろん痛みの中心にある圧痛点を見つけられれば治療対象になります。
いかがだったでしょうか?
あなたのふくらはぎの痛みにマッチする情報はありましたか?
まずは自分のふくらはぎの痛みの原因を簡単にチェックして今後の治療へと生かしていきましょう!
あなたの日常生活、スポーツライフが楽しく行えることを心より願っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
画像引用(一部改変) Anatomography
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