転職理由と言えば…大体がネガティブなものが多いです。
ここまで”転職理由はポジティブなものにした方がいい!”とか散々、豪語してきましたが実際にはやはりその根底にはネガティブな要素がとても大きくはびこっています。
しかしそれ自体が悪いことではないと思うんです。
人間誰しも不安や不満は持つものだし、特に若いうちだとそれを表に出すことができないから苦しいと感じることも多々あると思います。
だから今回は”20代に多い転職理由4選”と題しまして、あなたが感じていることをみんなも感じていますよ。ということを伝えていきたいと思います。
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1、仕事が辛い、面白くない
これは理学療法士のみならず他の企業や業種の転職理由でも多いです。
要するに”自分にはこの仕事が合わない”と思っているケースですね。
私が経験した中ではこれに関しては結構、女性の悩みが多いです。
理学療法士って客観的に見ればリハビリの先生的な感じなのでいい仕事のように思えますが、実際には力仕事に近いです。
相手の足を動かしたり、誘導したりするのは結構しんどいです。
もちろん要領が悪いと言われればそれまでですが、20代のうちは分からないことも多く、力ばかり入ってしまったりします。
すると疲れてしまい、辛いとか面白くないとか色んな不満が出てくるわけです。
よく看護師は”白衣の天使”と呼ばれますが、理学療法士はなんて呼ばれているか知ってますか?
白衣の肉体労働者!ですよ。ひどいですよね…
仕事が辛く、しんどいのもわかります。
仕事にも向き不向きがあります。
もちろん工夫すればだいぶ改善されることは間違いないですが、合わないものは合いません。
転職するなら早い方が有利ではあります。
(参照:最低3年は勤めないとダメ?転職はすぐした方がいい5つの理由!)
一度しかない人生、一度しかない20代ですからしっかりと自分の考え、希望を持ってください。
2、給料が低い
これは20代に限らず、年齢層が上がっても出てくる転職理由の定番中の定番です。
特に20代の頃は”周りと比較”してしまいます。
あいつは年収400万なのに俺は年収380万円だ…とか、本当にこんな悩みが多いです。
でもよく考えた方がいいです。
金額が多くもらっていてもあなたの方が休みが多かったり、残業が少なかったらどうですか?
一時間当たりのもらっている給料でいえばもしかしたらあなたの方がいいかもしれません。
とはいえ、”周りと比較”してしまうんです。
お金だけ稼ぐならもっと他の仕事もあります。
理学療法士に固執する必要はないですし、これからどんどん平均給与は下がっていくとも言われています。
しかも”周りとの比較”を始めれば、永遠に終わることはないです。
もし年収が420万円になり、先ほどの彼より上回っても今度は年収440万円の相手が出てくるんです。
するとまた比較してしまい、劣等感を感じてしまいます。
これでは際限がない無駄な戦いをしているのと同然です。
この世にはあなたより稼いでいる人は山ほどいます。
いちいち比較していたらそれだけで人生が終わってしまいますよ。
給料は”周りと比較”するのではなく、自分が何不自由ない生活が送れているか、自分の幸せの尺度で見てください。
決して”周りと比較”してもあなたにメリットはありませんよ。
3、イメージと違った
これは結構、私の周りにいる20代の子達の悩みです。
要するに理学療法士は”何でも治せる”と思っているみたいなんです。
リハビリって入院してから手術してその後に頑張ってリハビリして笑顔で退院!みたいな…
でも実際のリハビリってそうじゃないことの方が多いみたいなんです。
そこにギャップを感じて”自分はダメだ”とか”自分は治せないんだ”とか卑屈・悲観的になってしまう後輩が多いです。
確かに全員が全員、良くなって退院できたりすればいいんでしょうが、実際にはそうはいきません。
痛みのあるまま退院されて、外来に通院されたり、これって結構多いです。
もちろん保存療法で外来通院されている方も全く痛みが変化せず、その日の治療が終わったり…
確かに”何でも治せる”と思っていた理学療法士とはかなりのギャップがあります。
しかしこの後がすごく大事だと思うんです。
そのギャップを感じた後、”どうせ治せないから…”と仕事を放棄したり、全く頭を働かせないでルーティンワークになってしまったりしてしまってはいけません。
そこで結果は出なくてもトライ&エラーは繰り返していかなくてはいけないんです。
実際に治療して効果が出た、出なかった、それは何故か?
頭を常に働かせなければ理学療法士として続けていくのは厳しいかもしれません。
リハビリに答えはありません。
同じ疾患名でも治療は個人によって全く異なります。
それは自分で経験し、積み重ねていくしかないんです。
少し長くなりましたが、ギャップを埋めるために自分は何ができるのか、もう一度しっかり見つめなおしてほしいと思います。
4、人間関係がうまくいかない
これも給料と並んで多い悩みの一つです。
よく自分の職場を観察していると本当におとなしい子が多いです。
それはいい意味でも悪い意味でも…
私は相手が間違っていたら平気で上司でも指摘してきました。
もちろんそれによって人間関係が悪化することはあっても自分自身に遺恨は残りません。
これと人間関係には直接的な関係はないかもしれませんが、内に秘めている子は多いと思います。
自分の言いたいことも言えずに苦しみ、自分で自分を追い込み、人間関係に苦しみを感じだす…
もちろんパワハラで苦しんでいる人もいますが、今は社会の見る目が厳しいためだんだん指導や指摘が柔らかくなってきているように感じます。
それでも人間関係の悩みが減らないのは自分自身で悩みを深くしてしまうからです。
自分にとって一番大事な家族や両親には冷たくあたるのに、そうではない人に気を遣い、自分自身をすり減らす。
すごく残念だと思います。
人間関係に優劣はないかもしれませんが、自分で自分を苦しめないでください。
時には意見や指摘することも大事です。
その程度で崩れてしまう人間関係ならそれまでです。
変に気を遣い、自分で自分を深く傷つけないようにしてくださいね。
まとめ
1、毎日の仕事が辛い、しんどい、面白くない…
2、他の人と比べて自分の給料は安い…
3、夢見る理学療法士のイメージと違った…
4、人間関係がしんどくて辞めたい…
自分で書いていて、途中から”説教みたいになってないかな?”と心配になり出しました。
今の20代の子達、自分の後輩たちは本当に仕事熱心で素晴らしい人たちが多いです。
是非、過剰な期待を背負わず、自分らしい働き方を見つけてほしいと思います。
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