あなたも一度は独立開業について考えたことありませんか？

私はあります。それも一度ではなく、定期的に何度もあります。

しかしなかなか一歩踏み出せずに今に至っています…情けない…

今回は理学療法士なら一度は夢見るであろう独立開業について考えていきたいと思います。

なぜ独立開業したくなるのか？

そう考えるのには何かしら理由があるはずです。

私は私自身がなぜ独立開業したいと思ったのか？自問自答しながらいくつかの理由を考えてみました。

①　自分自身の腕試し

色々な勉強会やセミナーへ行くと、自分は”出来るセラピストになった感”が生まれます。

そこで臨床でうまくいくと…

『今なら独立開業してもいけるんじゃないか？』

そんな幻想に襲われます。

実際にはセミナー受講後のハイテンションと即時的効果が出ただけ。

次第にテンションが下がっていくと同時に治療効果も即時的なものだと気づき、

『俺には独立開業はまだ早い…』

こうなるわけです。

②　今より高給取りになれる可能性を計算する

たまに考えるんです。

『もし独立開業して成功したら給料はいくらくらいになるんだろうか』と。

例えば1人5,000円（60分）を8人みたら日給40,000円

これで20日働いたら…

月収800,000円！

もちろん全てが手取りになるわけがないのでただの幻想ですが、今貰っている給料と比べれば…魅力的です！

そしてもちろん成功したらの話ですが…

③　欧米のPTは開業権があるから…

日本の理学療法士には開業権はありません。

しかし欧米諸国の理学療法士は開業権があるところがあります。

だから何となく…ただ何となく『自分もやれば出来るんじゃないか？』なんて楽観的に考えてしまうことがあります。

もちろん日本では理学療法士のみでは保険診療はできないため、自費診療になりますが欧米の理学療法士が開業権を持っているなら『そのうち日本も開業権をもらえるんじゃないか』という安易な考えを抱く…

④開業して成功してる人を羨んで…

最近周りでもちらほらと理学療法士が開業されているという話を聞いたり、同僚が開業したりしています。

収入までは聞かないまでもある程度軌道に乗り、続いていることを耳にすると…

『自分も早くしたいな…』『あいつができたんだったら俺もできるだろ…』なんて根拠のない考えを持ったりします。

結局、相手を良い部分だけを見て、羨んでるだけなんですよね…

 

もし独立開業した時の注意点

ここまで4つほどなぜPTは独立開業を夢見るのか？その原因を少し考えてみましたが、今度は現実に戻って…

【独立開業した時の注意点】についてお話ししたいと思います。

これは理学療法士に限らず、多種多様な業種の方（患者さんも含め）に聞いたことをまとめてあります。

①　全て計画通りにはいかない！

さっき自分も月収800,000円も可能！かもと書きましたが、ハッキリ言ってそんな計画的に行くほど甘くはないようです。

もちろん開業して成功すれば青天井ですからどんどん伸ばしていける可能性もありますが、鳴かず飛ばずで今の月収を大きく下回り生活に困るような方がいるのも事実です。

現実に独立されて10年持つ人は数％しかいないそうです。

だから私のように楽観的に計画を立てたまま、安易に独立開業なんかすると痛い目に遭うことにことになりますよ…

②　開業後数年は我慢…

いくらうまくいっても自分の治療院を持ち、色々な経費にお金をかけるとどうしても数年間は贅沢できないようです。

どこかを間借りして開業したとしてもリフォーム代や備品代（ベッド・イス・レジ関係などなど）でかなり出費が多いようです。

まぁ開業資金として銀行から借り入れをしたとしても数年間は我慢した人が多いみたいです。

③　一番困るのが集客

今の私たちは職場へ行けば患者さんは勝手に来てくれます。

しかし独立開業すると自分で集客しなければいけません。

ホームページを作ったり、チラシを作ってまいたり…

ですが、思ったほど簡単にはいかないようです。

私もブログを始めたときは『誰か見に来てくれるだろう～』と楽観的に見ていましたが、さっぱり…

ただ作るだけでは誰も来てくれません。

多くの独立された方が最初にぶち当たる壁はこの【集客】だそうです…

 

独立開業はすごく夢があるし、憧れのような存在でもあります。

しかしそこには大きな壁や問題も山積みです。

今回紹介した注意点もほんの一部です。

困ることなんて山ほどあります。

しかしそれを乗り越えて独立開業し、成功したときの充足感は何ともいえない感じでしょうね…

私にはまだまださっぱりわかりませんが…

 

理学療法士をしていれば一度は夢見る【独立開業】

あなたも一度真剣に調べてみて（あなたの住む街の相場とか…）考えてみてはいかがでしょうか？

せっかく夢ならみるだけじゃなくて叶えたいですもんね。

それでは今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。