せんぱ~い…
最近、治療がマンネリ化しちゃって全然なんですよ~
確かにそういうことあるよね。俺だってそうだよ。
せんぱいもですか~。そうは見えないですけどね~。
けど何か治療がマンネリ化するとやる気も下降気味で~。
どういう時にそう感じるの?
ん~まずは…
頑張っても頑張っても効果が出ないときは結局同じような治療しちゃうし…
よく来る患者さんの時とかも話に夢中になっちゃって終わったらいつもと一緒のことしちゃってます…
そうか…じゃ一緒にそこから脱却する方法考えないとね!
わ~い☆ やった~☆☆☆
(カ…カワイイ…)
経験年数に限らず経験したことがありませんか?
・いつも同じ変わらぬ同じ治療
・いつもと同じ流れで患者さん寝せて話して終わり
・寝ている患者さんにはこっちも身が入らない
私自身今でもこんなことをして治療した後に…
『あーまたやっちゃったー…』
『また意味もない治療でお金を払わせてしまった…』
『俺ってマジ最悪なPTだ…』
そう自分自身を責めるときがよくあります。
でもそうやって自分を責めていてもやってしまう…
これ何故なんでしょう?
もしかしたら私のように”いつもと同じ治療”をした後に自分自身を責める方がいらっしゃるかもしれないのでそんなあなたのために書きますね。
【結果】より【数字・効率】を重視している
外来のクリニックで働いているとひっきりなしに患者さんが来ます。
予約の患者さん、予約外の患者さん、新患さん…
そして予約自体も結構キツキツで入れられたりしているとはっきり言って休む暇もありません。トイレに行く時間も惜しいくらい…
そんな時は『早く回さないと…』こういう気持ちが働いてしまいます。
要するに【結果を出すこと】よりも【次の予約の患者さんに遅れない】ということを優先してしまいがちなんです。
もちろんそれはクリニックの収益にも関係してきます。
予約が遅れれば、患者さんからクレームが来て、怒って帰りその後来院されなければ患者さん一人から得ることができる金額が減るうえにおそらく口コミで…
「あそこのリハビリは待たされる!予約時間も守らない!」となれば見込み患者さんすら手放してしまうことにもなりかねません。
もちろん病院・クリニックだって元をたどればビジネス・経営的側面も大いにあるわけですからその駒として働いている自分たちはいかに患者さんを減らさず、増やしていけるかを常に考えさせられます。
もちろん結果を出し、リピーターになっていただき、他の患者さんを連れてきてもらえれば最高です。
しかし時間をかけすぎて次の患者さんを次々と待たすようなら大変です。
だからほとんどの人はルーティンワークのように頭で考えなくても体が何となく覚えている治療をきっちり20分で終えるような形にして次の患者さんを待たせないようにしているわけです。
要するに【結果】より【数字・効率】を重視しているということになります。
引き出しが少ない…
これも大きな原因です。
腰痛がある患者さんが来て、初回に問診と評価・治療をしました。
結果はまずまず。これから週に2回通ってきてくれるそうです。
2回目の来院時、痛みはまた元へかえっていました。
その時は1回目に効果のあった治療をしながら新しいことを行う。治療後、少し腰をいたそうな素振りを見せる…
3回目の来院時、痛み変化なし。
これは相当焦ります。そして初回とほぼ同じ治療をすることで即時効果を得ます。
しかしまた4回目の来院時は痛みが変化ないんです。
もうこうなると初回の治療を繰り返すしかなくなります。
それは何故か、今自分の中で失敗せずに即時効果が得られる唯一の方法だからです。
人は失敗が嫌い…
おそらく誰だってそうです。
何でもかんでもチャレンジして失敗して、チャレンジして失敗して…を繰り返せる人はそういません。
だけどずっと成功し続ける人はもっと少ないでしょう。
ですが出来る人は失敗を重ね、効果判定をしながら『あ~こういう時はこれが有効なんだ』と経験値を積んでいきます。
しかし人ってどうしても失敗が怖いんです。私も同様に失敗は怖いし、嫌いです。極力したくはありません。
おまけに引き出しが少ないとなれば失敗しても次に考えつくことが容易ではありません。
すぐに行き詰ります。
そうすると失敗する機会も減りますが、チャレンジする機会はもっと減っていくんです。
これが【いつも同じ治療】へと向かわせることになるんです。
治療を短期的に見過ぎている
すごい治療家の先生とかだと…
”一発で腰痛を治した!”
”腰痛の平均治療回数は5回以下!”
”腰痛の原因はほとんど仙腸関節!そこを正常化できれば腰痛は良くなる”
まぁそうなのかもしれませんが、私たちが猿真似で効果が出るほど甘くはありません。
ちょっとやり方を真似てもその人の感覚や強さ・方向などが違えば効果は全然違います。
それに治療は長期的戦略を立てることも時として重要です。
即時効果はとてもスマートでカッコいいです。治療して…
治療者「はい、起きてさっきの動作してみて~」
患者さん「あっ!痛くないです!」
周りのPT『(内心)…おおぉ…』
しかし患者さんが求めているのは今、痛みがない事じゃなくて日常生活を行う上で痛みがないことです。
パフォーマンス的に即時効果を出しただけで喜んでいてはただの自己満足でしかありません。
だから人によっては即時効果だけに目をとらわれずに長期的視点で治療をすることの重要性も説きながら進めていくことも重要なんです。
色んな考え方があると思うけどルーティン化するのは治療ではなく、評価だと思うんだよね。
評価がルーティン化されることで自ずと治療方法も決まってくるから、評価をすっ飛ばして治療をするんじゃなくて、自分の中で根拠に基づいた評価を早めに確立すれば、あんまり焦ることなく治療できるんじゃないかな。
まぁそれを確率すること自体が難しいんだけどね。
そっか、治療より評価体系の確立ってことか。
確かに治療法ばっかりに目がいってたかもな~。
まぁ俺も偉そうなこと言えるほどのものは持ってないけどね。
でもせんぱい、これからもたくさん教えてくださいね☆
(カ…カワイイ…)
いかがだったでしょうか。
いつも同じ治療をしてしまっているあなたは共感できましたか?
なかなかいつもしていることを文字に起こして、それがどんな原因から発生しているのか考えるのはなかなか面白い作業です。
もっとちゃんとこうしないとな!って自分自身反省して前に進めますからね。
ではまたのあるある話を乞うご期待!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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