「いつも上手くいかないからあの人のリハビリに入りたくない…」
「いくらやっても結果が出ないから、辞めたい…」
「どうせやっても変わらないからいつもと一緒でいいや…」
リハビリは即時的効果や長期的効果に関わらず、痛みの再現性や関節可動域の変化などをみて評価をしたりします。
それは自分のリハビリが合っていたのか、もしくは合っていなかったのか…など。
たとえ即時的には変化が得られても次回来られた時にはまた元へ戻っている。
これでは本来、リハビリが前に進まないためリハビリプログラムの変更などが必要になりますが、いくらやっても変化が得られないとそれが苦痛になってきます。
すると、「一時的でも効果が出た方法を続ければいいや」とか「これ以上考えられないからまた同じリハビリの方法でいいや」となることがあります。
実際私もこんなことをしていた経験があります。
しかし本来、『これではいけない』とわかっているんです。
ですが何か新しいことをしたことで失敗したり、効果が全くなかった時の不安・恐怖から行動に移せないときは必ずあります。
そんな経験があるあなたには是非、この続きを読んで不安・恐怖に打ち勝ち、行動に移すための考え方をお伝えしたいと思います。
見出し
覆水盆に返らず
この言葉を聞いたことがありますか?
一度起きてしまったことは、もう元へは戻せないということ。
だから起きてしまった事実は何にも変えることはできないんです。
一度失敗を経験した人は2つのパターンに分かれます。
【失敗をしないように挑戦しない】もしくは【失敗を生かして同じ失敗をしないよう挑戦する】
この文章を読む限りどちらがいいかは明白ですよね。
時間の無駄
あなたは失敗したときにどう思いますか?
「あの治療しなければよかったな」
「余計なことしなければ、痛みが強くならなかったかもな」
はっきりいってこんなこと思っていても時間の無駄です。
失敗してもそれを次に繋げるために再考するならいいですが、ネガティブな思考をするために使うのは時間がもったいないです。
そんな気持ちを引きずっていると次の患者さんの治療にも影響しますし、さっと忘れたほうがいいです。
いや次に生かせることなら覚えておく必要もありますが、引きずるような心境ならすぐさま忘れるべきです。
出来るように見える人の特徴は…
あなたの周りにも自信満々に治療する人やそうでなくてもあなたの目から見てすごくできる人だなと思う人がいると思います。
そんな人はあなたより圧倒的な実力があるわけではありません。
その人とあなたの差はおそらく…
経験の差です。
それも成功の数ではなく、失敗の数の多さであることが多いです。
あなたの目から出来るように見える人は、おそらくたくさんの失敗経験を経て、自分自身を向上させているはずです。
もともと実力があるとかないとか言いますが、実力なんて実体のないものです。
あなたの脳が勝手に想像して描き出しているだけです。
だから自分より人のほうがいいように見えるし、逆に自分は他人より劣っているように感じます。
しかしこの実体のない実力をどのように解消していくか、それは経験を積むしかないんです。
とにかく悩んで立ち止まっている暇はないんです。
少しでも経験を積むために失敗を恐れない。
失敗すればまた同じ過ちを犯さないように注意する。
そうして経験を増やしていくことで不安から行動を抑制してしまうことが減るはずです。
成功と失敗どちらが多い?
どんな仕事でもビジネスの世界でも一回目で成功してそのまま成功し続ける人はほとんどいません。
多くの人は失敗を重ね、その失敗を土台にして成功していきます。
成功しないのは失敗した状態で終わるからです。
失敗を重ねるとその分成功に近づいているはずなんです。
もちろん人それぞれで成功の定義は違っても全く失敗しないで成功を続けることは不可能なんです。
だから本当に自信をもってリハビリしたい!成功したい!と思うなら失敗を繰り返すしかないんです。
今は苦しくてもそこから逃げていてはその先はありません。
あなたが今のままでいいなら無理に失敗することはありません。
しかし今より少しでも自信をもってリハビリをしたいなら失敗することを自分の中で認めてあげてください。
失敗に寛容な気持ちをもって臨んでください。
あなたの捉え方次第!
失敗は誰でも嫌なものです。
これは私も変わりません。他のお金持ちの人だってそうだと思います。
でも重要なのはそれをどう受け止めるか。
その失敗を『善』として受け止めるか、『悪』として受け止めるか…
大体、成功する人はこの失敗の捉え方が『善』である場合が多いようです。
『善』 = プラス思考
要するに失敗をもってそれを原動力としています。
一回の失敗で死んでしまったり、破産したりと致命的なことはありません。
特にリハビリの世界なら分野によってリスクが少ないところもあります。
いくら失敗したからといってあなたが誠心誠意、リハビリに励めば患者さんにも伝わります。
そうすることで患者さんも自発的なことを始めることだって多いです。
だから失敗を『善』として受け止め、周りまで巻き込むくらい必死に臨めば、失敗なんて大したことではないと思うはずです。
まとめ
失敗を消すことはできないし、時間も戻ってこない
出来る人は失敗という経験を多く重ねている
多くの成功者は失敗が成功を下支えしている
失敗は『善』として受け止める
いかがだったでしょうか。
かなり個人的な意見なので賛否両論あると思いますが、10人のうち1人でもこの考え方で救われる人がいれば幸いです。
誰だって失敗は嫌です。
重要なのはそこから先。
よく考えて自分の治療の一部に失敗することの重要性を落とし込めれば強くなるはずです。
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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