私の経験談…

 

数年前にiPhoneを購入しました。

それまでAppleの商品のことを気になってはいましたが、携帯会社が他社であったため乗り換えるのに煩わしさを感じてそのままにしていました。

しかし携帯会社各社が続々と乗り換え割だの、色々とキャンペーンに打って出るものですからそれにつられて某携帯会社のiPhoneを購入してしまいました。

するとどんなことが起こったと思いますか?

今まで思ったこともなかったのですが、iPhoneを手に入れた瞬間から、iPadやMacを購入したくなってきたんです。

今のところ買わずに我慢していますが、おそらくパソコンを買い替えたり、お金に余裕が出てくればこれらにいずれ手を伸ばすと思います。

このようにして今まで意識したことなかったものを急にほしくなってしまうことを【ディドロ効果】といいます。

あなたもこんな経験ありませんか?

今回はそんな私の経験談とよくあるディドロ効果の具体例についてみていきながら解説していきたいと思います。それでは是非…

・ディドロ効果についてもっと知りたい!

・ディドロ効果の他の具体例についてもっと知りたい!

という方はこのまま続きをご覧になっていただきたいと思います。

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ディドロ効果とは…

買い物などで一度、高水準の物を手に入れると、他の物もその水準に合わせて買い揃えたくなる心理のことを言います。

何となく理解できますか?

これはフランスの思想家であるデゥニ・ディドロがエッセイにおいて人の購買・消費行動についての心理を語ったといわれています。

ちなみに今はわかりやすくするために【物】に断定して伝えましたが、他の方法もあるため後ほどお伝えしたいと思います。

これで先ほどの私の体験談が少し理解できましたか?

ちなみにiPhoneを購入するまではガラケーだったんです。

そして当時流行っていたiPhoneを購入して自分の生活水準が上がった途端、それに合わせるように同系列商品であるiPadやMacが欲しくなったんです。

そうまさに【ディドロ効果】が働いています。

iPhoneを購入生活水準の向上同水準、もしくはそれ以上の水準の商品で揃えたくなる ⇒ 結果、購買に至る

何となくわかりましたか?では他の具体例も見ていきましょう。

ちょっと高めの新しい靴

恥ずかしながらこれも私の体験談です。

以前からあまり靴には興味を持っていませんでした。

別にファッションにこだわりなどありませんが、コーディネートの中でも靴の優先順位は靴下より下でした。

しかしある時、今まで履いていた靴がもう履き潰れて買い替えないといけなくなったんです。

そんな時、彼女(今の奥さん)と買い物に行きました。

もちろんこだわりがないわけですから、奥さんに選んでもらいました。

確か20,000円しないくらいの値段でした。

しかし私は今までそんなに靴にお金をかけたことがないくらい高価な買い物でした。

その時は『こんな高くなくたって、安いやつでいいのに…』と思っていたんです。しかし…

家に帰ってから試着してみると、すごく服装がダサく、そして安っぽく見えたんです。

そしてそれからはその靴に見合う服を揃えるようになりました

今まで優先順位が一番下にあった靴が、少し高価な物を買ったことで、今度はそれを基準としてコーディネートするようになってしまったんです。

完全に【ディドロ効果】にはまった私の実例です。

あなたもこんな経験ありませんか?

これと同様のケースが…

・少し高めの家具

・ブランド物の時計や財布・カバン

・高級車

 

これらの物は少し無理して買ってしまうことでそれ以下の水準には落とせなくなってしまいます。

もちろん高級車であればそれに見合った服を買いたくなるでしょうし、少し高めのオシャレな家具を買えば、周りの家具もそれに見合うように揃えたくなってしまうのが、人間の心理なんです。

携帯ゲーム課金も同様

携帯ゲームって最初は無料の物が多いですよね?

『俺はずっと無料でやり続けるぞ!』と思っていてもいつか先へ進めなくなります。限界が来るんです。

まぁそこでやめられればいいんですが、『クソっ!しょうがない!100円だけ…』と課金したのが始まりです。

そうすると、『おおっ!やっぱ課金すると全然違うな!!しょうがない。あと500円だけ…

『めっちゃ楽しくなってきたな!しょうがない。ちょっとお昼ごはん我慢して1,000円までならつぎ込んでいいだろう…』

もう止まらないでしょうね。

課金することでゲームが水準を増し、それに歯止めが効かなくなるケースです。

無料だけでは会社も存続できないため、色々なイベントなどを使って課金できるユーザーを探しているんでしょう。

こうやって依存していく人はいるようです。

 

物だけではない!人付き合いにも効果アリ!

今までこのディドロ効果について物を中心にして話してきましたが、それだけではありません。

付き合う人にも効果があるんです。

要するに今の水準より高いレベルのでお付き合いをするんです。

サラリーマンであれば社長さんとか、理学療法士であれば有名な理学療法士の先生やドクターとか…

最初は慣れなくてもこの水準に大きなメリットや自分の未来を想像できるようになると付き合う人がガラッと変わります

これは良い使い方ともいえますし、使い方によっては悪い方向に出ることもあります。

例えば、経営のことを全く学んでいないのに独立を勧められ、その言葉を鵜呑みにした挙句に失敗…

もちろん高水準の方たちが経営に関してもアドバイスしてくれるのであればいいんでしょうが、結局は自分のビジネスではありませんからどこまで真剣になって付き合ってくれるのかも不明確です。

しかしこれらの水準へと引き上げることで見える世界が変わることは事実です。

是非、有効活用していただきたいですね。

理学療法士として活用するためには…

実際の職場で生かすのにはちょっと難しい面もあるかもしれません。

しかし相当な知識と技術を兼ね備えれば、患者さんは『あそこで治療してもらえないと満足できない!』と感じてリピーターになってくださるかもしれませんね。

そういう風に自分自身を高水準に引き上げることが患者さんだけでなく、あなたから学ぼうとする後輩たちをも惹きつける能力を持つことになりますよね。

是非、参考にしてみてください。

 

まとめ

一度高水準の物を手に入れるとその水準に合わせたくなるのがディドロ効果
人付き合いにもディドロ効果は有効
理学療法士は自分を高水準化すればいい

 

いかがだったでしょうか。

これまで私はお話ししてきた通り、何度もディドロ効果の餌食になってきましたが、あなたはどうですか?

全てが悪いということではないのでしょうが、不必要な物・自分の水準に見合ってないものは自分の首を絞めるだけです。

十分注意してくださいね。

それでは今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。