誰よりもセミナーに行っているのに結果が出ない…
即時的な結果は出せても、また再熱して患者さんの痛みを解決できない…
こんな悩みを抱えているセラピストは非常に多いです!
特に…
セミナーへ行く ⇒ 実力が上がる!
実力が上がる ⇒ 結果が出せる!
結果が出せる ⇒ どんな痛みも治せる!
私もPTになりたての時は色んなセミナーに行って知識や技術を高めればどんな痛みでも治せるPTになれる!と思っていました。
しかし8年経った今…とても悲しい結果になっています。
自分が想像していたPTには程遠く、毎日悩みが増え続けていく一方です。
でもそんな中でも”臨床を楽しく、また結果も出している方がいる”というのも事実です。
そんな方を観察した結果、4つほど特徴的なことを感じたので今回はそれを記事にお話ししていきます。
少しでも臨床で結果を出したい(すぐには出ませんが…長期的に見て)という方は是非、参考にしていただきたいと思います。
見出し
特徴1 治せそうな雰囲気がある
何だかよく分からないけどあの人はすごく勉強しているから治せそうな気がする…
あの治療の仕方はみんながしていない方法だから痛みが取れそうな気がする…
臨床家で著名な方を除き、自職場で出来ると思われている方は大体、このような『雰囲気』を持ち合わせています。
そしてこの『雰囲気』は大体当たります。
というのも大体職場内なら誰がよく勉強をしていてしていないかくらいはわかるものです。
だからその努力している本人が『雰囲気』を出しているのもありますが、自分を含めて周りのみんながその人が努力していることを知っているため『雰囲気』があるように見えるんです。
だからその『雰囲気』が大体当たるんです。
周りの人から”あいつは頑張ってる”と思われる
ここで重要なことは自分もその『雰囲気』をまとえるようになること。
ということは周りから”あいつは頑張っている・努力している”と思われることが大事です。
それはただ単に毎週セミナーに行った方がいいとか仕事をしながら学校へ通った方がいいとかそういうことではありません。
人の目に触れないところでの努力はもちろんのこと、職場での休憩時間なども積極的に本を開いたり、同僚間で練習し合ったり、出来ることはいくらでもあります。
とにかく周りから認められるくらいの『雰囲気』を持つことが、臨床で結果を出す第一歩になります。
特徴2 治療を行う姿勢が良い
臨床で結果を出せるセラピストの治療を見ていると、実に姿勢が良いです。
それはただ直立で立ち、良姿勢と言える姿勢で行っているというわけではありません。
セラピストの治療は基本的に患者さんに”手をかざして”行われます。
その手の当て方や力の強さや方向など様々な要素が自分の行う治療の一端になります。
だからここでいう”良い姿勢”というのはより効果的にまた患者さんや自分にも負担の少ない姿勢ということもできます。
手でなく体で押す
これはよく言われる言葉なので聞いたことがある人も多いと思います。
患者さんの体へ押圧を加える時に手だけで押すのではなく、体全体で押すことが先ほども伝えたように患者さんだけでなく、自分の体にも負担が少ないです。
ポイントは2つ。
1、力源の距離
2、筋肉の動員
それでは一つずつ解説していきます。
まずは…1、力源の距離についてです。
手だけで押す治療ということは、患者さんの体の接触点と力を加える力源がとても近いです。
そのため同じ力を加えるにしてもとても強い力を必要とします。
逆に体全体で押していく場合にはその力源が自分の体幹部分にあるためとても遠くなります。
そのため先ほどより少ない力で同じくらいの力を出すことが出来ます。
次に…2、筋肉の動員についてです。
これについては手で押す場合、動員する筋肉はほとんど上肢の筋肉になります。
そのため疲労が蓄積するのは上肢の筋肉のみです。
しかし体全体を使って押す場合、力源の中心である体幹筋に加えて上肢の筋肉になります。
これにより負担の分散+さきほどの力源の距離の違いによって、体全体で押していく方がより効率的であることが分かります。
だから臨床で結果を出せる人は患者さんの体にコンタクトする時に相手の体も自分の体も負担が少なく、効率の良い姿勢で治療を行っていると言えます。
特徴3 ルーティンがある
ルーティンと聞くと、きまりきった仕事や流れ作業をイメージする方もいるためあまりいい言葉ではないように捉えられます。
しかしここでいうルーティンは少し違います。
セラピストが行うルーティンとは治療の事ではなく、どちらかというと”評価”の方です。
治療は適切な評価を元に行われます。
しかし毎日のように治療する人にわざわざ評価をすることは面倒くさく、よく私も省いてしまいます。
ですが臨床で結果を出せる人は毎日その日その日で状態が違うことをよく知っています。
痛い場所は同じでも体調の違いや精神的な状態の違いなど様々な点で注意を払い、自分なりに問診や評価方法を確立しています。
そのため少しの違いなどにも気づいたりします。
(ちなみにここでいう評価とは、関節可動域や筋力のことでなく、筋肉の張りや関節運動のスムーズさなど治療者の主観的評価の事を指します)
そのため臨床で結果を出す前にはその前段階での準備が大事であり、患者さんも適切に治療を受けることが出来る状態かをしっかりと確認することが重要だということを感覚的に理解していることが多いです。
この手間がのちの信頼関係の構築や結果を出すための下準備になっていることを知っておいてください。
特徴4 1人での努力がうまい
セミナーに行くときは同僚や友達と…
実技の練習も知っている人じゃないと嫌だ…
これは皆さんがよく思うことだと思いますが、臨床で結果を出せる人は違います。
・セミナーや勉強会にも1人で参加する
・セミナー中の実技練習も積極的に知らない人と出来る
・自分1人でいる空き時間を有効に活用している
他にもたくさんあるでしょうが、とにかく”積極的で物怖じせず、時間を無駄にしません”
一匹狼の様にみられることもありますが、本人はそれなりのポリシーや自分のスタイルだと理解しているため、それほど苦ではないようです。
いきなり「孤立しろ!」と言うつもりはありませんが、結果を出している人はみんなと同じことをしていて突出できることはありません。
そんな人の見習うべきところは見習い、あなたも結果が出せる人になるために”周りの人とは違う努力が必要”かもしれませんよ。
まとめ
特徴1 周りが認める『雰囲気』を持っている
特徴2 負担の少ない姿勢を知っている
特徴3 普段の違いを識別するルーティンを持っている
特徴4 周りの人と違う努力の仕方を知っている
いかがだったでしょうか。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
全てが臨床で結果を出せる人の特徴ではないですし、他にもたくさんの特徴があります。
あくまで今まで私が見てきた主観で書いています。
しかしこれを読んでハッと思った人は是非、自分もこれを取り込んでいけるように一緒に頑張っていきましょう!
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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