足というのは人間が生きて行動していくためにはどうしても必要なものです。

そんな中、かかとの痛みで悩まれている方は本当に多くいらっしゃると思います。

ネット上にも”かかとの痛み”に関しての情報は多々ありますが、肝心なところが抜けているものが非常に多いと感じています。

それは自分はかかとの痛みはどこにあってその原因は何なのか?というところです。

ここではかかとの痛みがある場所からその原因まで考え、あなたのかかとの痛みを解消するための足掛かりの情報になればと思っています。

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かかとの裏の痛み

可能性1 踵骨骨折(疲労骨折含む)

踵骨骨折の原因は急激な外傷もしくは繰り返し起こる踵への衝撃やアキレス腱によって引っ張られる力が繰り返されることによって起こる骨折です。

ここでは歩いて踵をつくことでも指で痛い場所を押さえても痛みが生じます。

骨を横から叩いてみて響く恐れがあるため確認してください。

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もし上記に当てはまるようなら踵骨骨折を起こしていることが考えられ、その際は初期対応がとても重要になるため即座にアイシングを実施し、医療機関を受診することをお勧めします。

 

可能性2 踵骨下滑液包炎

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踵骨下滑液包炎はかかとの下にある滑液包という潤滑油の入ったクッションのようなものでよく踵骨骨折と混同される場合があります。

この踵骨下滑液包炎の原因は繰り返される衝撃によるものが一番多いとされています。

一番有効な診断方法は医療機関でレントゲンを撮ってもらい、骨折がないか確認してもらうことですが、ご自分でまず試す場合には骨を横から叩いてみてください。

骨折していれば骨に響きますが、滑液包炎なら響くことは少ないです

この場合にも炎症が起こっているためアイシングを実施し、その後状態に合わせて治療をお勧めします。

かかとの痛みをたった5分で簡単に解消できる6つの方法!

 

可能性3 足底筋膜炎(足底腱膜炎)

足底筋膜炎の原因は過度な使い過ぎによるものが多いです。

足の裏にある踵から足の指を繋ぐ靭帯が何度も引き伸ばされることにより、靭帯が付着している踵の裏を刺激し、痛みが生じます。

この足底筋膜炎は踵骨骨折を起こす部位より少し前めに存在し、横から見るとちょうど内くるぶしの延長線上くらいに存在します。

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足底筋膜炎の場合は踵骨骨折より痛みも強くはありませんが、踵骨骨折同様に押せば痛みがあります。

あと特徴的なのが足底筋膜を引き延ばした時の痛みなので足の指を反った時に痛みが出るか確認するとより鑑別しやすいと思われます。

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かかとに痛みが出れば足底筋膜炎の可能性が高くなります!

 

可能性4 筋肉からの関連痛(足底方形筋)

ここの痛みはかかと裏の全体にかけて痛みが出る場合に起こりやすい筋肉からの痛みになります。

関連痛は痛みのある部位とは違う筋肉のツボのようなものでしっかりおさえることができると痛みを再現することができます。

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ここの痛みは先ほど説明した足底筋膜の深層に存在している足底方形筋という筋肉から起こっているため足裏を踵側から丁寧に押していくと痛みを再現させることができます。

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痛みを再現することができればこの筋肉がかかとの痛みを引き起こしている可能性が高いため、この筋肉に対して治療していくことが痛みを和らげる方法になります。

かかとの痛みをたった5分で簡単に解消できる6つの方法!

 

かかとの後ろの痛み

可能性5 アキレス腱滑液包炎

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アキレス腱滑液包はアキレス腱と踵骨間とアキレス腱と皮膚間に2つ存在します。

そんなアキレス腱滑液包炎の一番の原因は繰り返される摩擦にあります。

合わない靴や女性がよく履かれるパンプスなどはちょうどアキレス腱滑液包との摩擦が起きやすい場所に存在します。

その場合はまず摩擦を避けることが大事になります。

そのため踵と靴の間にクッション材を入れて摩擦を軽減する方法がよいと思われます。

 

ふくらはぎから踵全体にかけての痛み

可能性6 筋肉からの関連痛(ヒラメ筋)

ここの痛みはふくらはぎからかかと全体にかけて痛みが出る場合に起こりやすい筋肉からの痛みになります。

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ここの痛みはふくらはぎを形成するヒラメ筋という筋肉から起こっているためアキレス腱の始まり部分を丁寧に押していくと痛みを再現させることができます。

痛みを再現することができればこの筋肉がかかとの痛みを引き起こしている可能性が高いため、この筋肉に対して治療していくことが痛みを和らげる方法になります。

かかとの痛みをたった5分で簡単に解消できる6つの方法!

 

かかとの内側の痛み

可能性7 筋肉からの関連痛(母趾外転筋)

ここの痛みは足の土踏まずから踵の内側にかけて痛みが出る場合に起こりやすい筋肉からの痛みになります。

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ここの痛みに関しては足のアーチを形成する小さな筋肉(母趾外転筋)から起こる痛みが代表的で土踏まずの後ろ側を丁寧に押していくと症状と同じ痛みを起こすことができます。

その筋肉に対して治療してくことで痛みを和らげることができます。

かかとの痛みをたった5分で簡単に解消できる6つの方法!

 

かかとの外側の痛み

可能性8 腓骨筋腱腱鞘炎

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腓骨筋腱腱鞘炎とは外くるぶしの後ろを走る腓骨筋という筋肉の腱を包む腱鞘という部分が炎症を起こすことにより痛みを引き起こします。

ここでの原因は過度な摩擦や過度な運動によるものが多いとされています。

特に腓骨筋腱という場所は足首を上げる動作、足を地面についていればしゃがみ込む動作の時に引っ張られます。

そのため過度なスクワットなどがこの症状を引き起こしたりもするため過度なしゃがみ込みによる摩擦と運動には注意が必要です。

また触ってみると熱感があると感じる場合にはアイシングすることをお勧めします。

 

 

いかがだったでしょうか。

あなたのかかとの痛みに症状は見つかりましたか?

症状が出るということは必ず原因が存在します。

いち早く原因に対する治療を行い、痛みのない快適な生活取り戻しましょう!

画像引用(一部改変):Anatomography